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40歳以降を迷わず走り切るために必要なこと

薮野紀一氏に「転職できる人材」について聞く

2016年11月25日(金)

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20代、30代は、重要な助走期間。この期間に仕事に打ち込み、成功体験を持つことが大切。

 日本企業と外国企業ではビジネスマンの働き方やキャリア形成のあり方が大きく違う。外資系企業が日本に進出する際、日本の拠点の幹部をヘッドハントするケースが多いが、なかなか日本でふさわしい人材を見付けるのに苦労するという。40代で経営力を身に付けた人材が伝統的な日本の大企業の中には育っていないからだ。

 企業の経営者や管理職の人材をあっせんする「エグゼクティブ・サーチ」の仕事に20年にわたって携わるスペンサースチュアートの薮野紀一パートナーに聞いた。

50歳を過ぎ、先が見えてから動くのでは遅い

転職を前提に薮野さんが会う人はどんな人材が多いのでしょうか。

薮野紀一(やぶの・としかず)氏
スペンサースチュアート・パートナー
1967年大阪生まれ。1990年に慶応大学法学部卒、大和証券入社。1995年にノースウエスタン大学ケロッグ校でMBA取得。1996年に大和証券を退社し、ラッセル・レイノルズ・アソシエイツに入社、経営人材仲介のコンサルタントとなる。1999年にスペンサースチュアートに移り、2002年からパートナー。

薮野:ほとんどが高学歴で東大、京大、慶応、早稲田、海外の一流大学などを出て、その多くが大学院でMBA(経営学修士)や理科系の修士課程などを終了した人です。中には留学を終えて30代前半で自発的に転職しようという人もいますが、多くは50歳を過ぎてから。今いる会社で先行きが見えた段階でようやく動き出すわけです。マーケット・バリューがもっと高いうちにお会いしたかったな、というケースが少なくありません。転職市場で、自分自身が置かれている状況を分かっていない人が多いですね。

それはなぜでしょうか。

薮野:伝統的な日本の大企業に勤めるサラリーマンのメンタリティーは、終身雇用を前提に同じ会社で30年以上にわたって働く事でした。最近はそれが崩れたと言われていますが、メンタリティーは変わらない。欧米では30代の課長レベルでも損益に責任を持たされる、若くして経営者としての経験値を上げる訓練を受けているのです。伝統的な日本企業の執行役常務ぐらいまでなった人でも、欧米のグローバル・カンパニーが本社の役員待遇で採ることはまずありません。子会社の経営を立て直したとか、部門の利益を何倍にしたといった経営者としての実績を示せない事が多く、われわれとしても推薦状が書けないのです。

コメント2件コメント/レビュー

素晴らしい記事で、日ごろの溜飲が下がる思いです。私は旧帝大の工学部の大学院卒業後、自動車部品サプライヤーに勤務、その後、米国駐在中に絶対不可能と言われた大型受注に成功し、米国の拠点長に推挙される話が出たところで当時の拠点長にはめられ、干されてしまいました。ちょうど40歳の時でした。そこで意を決し、外資系部品サプライヤーの日本事務所に転職。必死に頑張り、そこでも極めて困難と思われた大型受注に成功したところで、またも直属の上司にはめられ、干されてしまいました。いずれのケースも上司の保身のみが最優先され、私の実力や実績が正等に評価されないばかりか会社としても損失でしょう。絶望のふちに立たされながらも、幸い転職の機会にはさほどは困らず、今に至っています。現在50過ぎで、年俸は決して低いとは思いませんが、これまでの自分の実績からすると納得はしていません。現在でも実力が正等に評価される会社への転職の希望は捨てず、現職が多忙の傍ら転職活動も続けています。(2016/11/27 21:57)

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「40歳以降を迷わず走り切るために必要なこと」の著者

磯山 友幸

磯山 友幸(いそやま・ともゆき)

経済ジャーナリスト

ジャーナリスト。1962年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。日本経済新聞で証券部次長、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長・編集委員などを務め2011年3月末に独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

素晴らしい記事で、日ごろの溜飲が下がる思いです。私は旧帝大の工学部の大学院卒業後、自動車部品サプライヤーに勤務、その後、米国駐在中に絶対不可能と言われた大型受注に成功し、米国の拠点長に推挙される話が出たところで当時の拠点長にはめられ、干されてしまいました。ちょうど40歳の時でした。そこで意を決し、外資系部品サプライヤーの日本事務所に転職。必死に頑張り、そこでも極めて困難と思われた大型受注に成功したところで、またも直属の上司にはめられ、干されてしまいました。いずれのケースも上司の保身のみが最優先され、私の実力や実績が正等に評価されないばかりか会社としても損失でしょう。絶望のふちに立たされながらも、幸い転職の機会にはさほどは困らず、今に至っています。現在50過ぎで、年俸は決して低いとは思いませんが、これまでの自分の実績からすると納得はしていません。現在でも実力が正等に評価される会社への転職の希望は捨てず、現職が多忙の傍ら転職活動も続けています。(2016/11/27 21:57)

可も不可もなく付き合いと愛想のよさで昇進した人が、50歳で先が見えたというケースの場合この記事には当てはらまらないですよね。
そういう人はしがみつけという結論でしょうか。(2016/11/25 13:11)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官