• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

何人殺されても銃乱射はなくならない

記事と動画で見る「銃規制反対派のリアル」

2018年3月14日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「なぜ銃を所有するのか?」。この問いに対して、自己防衛を理由に挙げる人は多い。ピュー・リサーチセンターの調査によると、自己防衛と答えた人は銃所有者の67%に上る(狩猟が38%で続く)。

 同じラスベガスに住む元軍人のティム・ズーリックもショットガンやハンドガンなど3つの銃器を所有している。目的はやはり防犯と家族の身を守るためだ。ショットガンはすぐに持ち出せる場所に置いてある。ホルスターのハンドガンは常に一緒だ。

元軍人のズーリックは防犯のためにショットガンを手に入れた(写真:Retsu Motoyoshi)

「みんながお互いを信用するのをやめたんだ」

 「ショットガンを購入したのは数年前。ショットガンの方が散弾なので当てやすいんだよ。(装填の際の)ガシャンという音を聞けば、誰でもすぐに状況を理解するだろう?」

 ズーリックの住んでいる地域はラスベガスの中でも比較的治安のいいエリア。だが、銃犯罪が増える中で“火力”を強化する必要性を感じたという。

 「この5年くらいで銃を持ち歩く人が増えたように思う。みんなお互いを信用するのをやめたんだ。私が子供の時はそうじゃなかった」

銃は「独立独行の精神」の象徴

 一方、趣味のために銃を持つ人もいる。

 「これは私が9歳か10歳の時に最初に手に入れた銃だ。単発の狩猟用ライフルで、両親からのクリスマスプレゼントだった。これでウサギやハトをよく獲りました。この銃には素晴らしい思い出がある」

 ネバダ州ヘンダーソン在住のドナルド・シアラーは愛用のライフルを手に取ると解説を始めた。

 米南部バージニア州で育ったシアラーは子供の頃、父親や兄弟とハンティングに明け暮れた。現在もラスベガスにある狩猟会のメンバーとして週1回はハンティングを楽しんでいる。ラスベガスや別荘のあるオクラホマ州は街を離れるとコヨーテやヘビ、イノシシが出没する。田舎に行く時は安全のために銃が必須だと説く。

 シアラーのように両親に銃をプレゼントされたという経験を持つ人はシニアに多い。ズーリックも父親が使っていたハンドガンを大切に持っている。彼らの父親は、その銃で家族の安全を守ってきたのだろう。親から子に引き継がれる銃――。時代遅れという批判はあるが、銃は今も中西部や南部の米国人に流れる独立独行の精神の象徴である。

シアラーが銃を持つ目的は主にハンティング(写真:Retsu Motoyoshi)

コメント12件コメント/レビュー

メキシコでは麻薬カルテルの武装が異様に充実している。何故か?
それは結局、アメリカへ麻薬を密売し、そのオカネで銃器を(アメリカ国内で)購入しているからだ
だからメキシコの麻薬カルテルを弱体化させたいのであれば、

1, 大麻など中毒性の弱い麻薬に限って解禁する
2, アメリカ国内における銃器販売の全面的禁止

が必要不可欠となる。

今後TPPにアメリカが加入したとする。するとアメリカに氾濫する銃器が、日本を始めとする他のTPP諸国へ流れ込むこととなる。つまり反社会的勢力の重武装化が促進されてしまう。反社会的勢力同士の戦闘による死者は激増することになるだろう。

こういった事を考える限り、アメリカの銃規制は他国の為にならない。
今後アメリカがTPPに加入する事を求める際、
「銃規制を他国並に実施する事」
を求めてもいいんじゃなかろうか?(2018/04/15 21:30)

「アメリカのリアル」の目次

オススメ情報

「何人殺されても銃乱射はなくならない」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

長野 光

長野 光(ながの・ひかる)

日経ビジネスニューヨーク支局記者

2008年米ラトガース大学卒業、専攻は美術。ニューヨークで芸術家のアシスタント、日系テレビ番組の制作会社などを経て、2014年日経BPニューヨーク支局に現地採用スタッフとして入社。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

メキシコでは麻薬カルテルの武装が異様に充実している。何故か?
それは結局、アメリカへ麻薬を密売し、そのオカネで銃器を(アメリカ国内で)購入しているからだ
だからメキシコの麻薬カルテルを弱体化させたいのであれば、

1, 大麻など中毒性の弱い麻薬に限って解禁する
2, アメリカ国内における銃器販売の全面的禁止

が必要不可欠となる。

今後TPPにアメリカが加入したとする。するとアメリカに氾濫する銃器が、日本を始めとする他のTPP諸国へ流れ込むこととなる。つまり反社会的勢力の重武装化が促進されてしまう。反社会的勢力同士の戦闘による死者は激増することになるだろう。

こういった事を考える限り、アメリカの銃規制は他国の為にならない。
今後アメリカがTPPに加入する事を求める際、
「銃規制を他国並に実施する事」
を求めてもいいんじゃなかろうか?(2018/04/15 21:30)

私自身は銃規制がいいんじゃないかと漠然と思っていたタイプです。ただこの記事を読んですこし考えが変わりました。たくさん銃がありすぎて、それを減らせないから問題なんでしょうね。3億丁もあって1丁数万円ならヤバイやつでも買えます。「いつ誰が撃ってくるか分からない」という不安の中で人ごみに丸腰で行くのは怖いです。そりゃ私もアメリカに家族で住んでたら家族を守るために買いますね。「銃が規制されたらこの国を出て行く」といった白のMR-Sに乗ったじいさんの気持ちもわかります。

日本人でかつ日本に住んでて本当によかったです。今まで仕事で何度もアメリカに行きましたが、家族と一緒に生活したいとは思いませんでした。アメリカの学校にも通わせたくないです。(2018/03/24 16:32)

「人混みの中で一発銃声がしたら壮絶な同士討ちが始まりそう。」

そうなりませんよ。アメリカ人は銃声がしたら、一斉に伏せの態勢になります。日本人は呆然と立ち尽くすので,いい標的になります。

銃規制として、大量殺戮の自動小銃の規制に絞ったほうがいい。すべての銃の規制は無理です。
アメリカにいた時に、公民権がないので、外人は銃が買えません。(2018/03/15 13:02)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本という国は、もっと資本主義的になってほしいのです。

ゴー・ハップジン 日本ペイントホールディングス会長