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戸田覚が見る2017年に来るモノ、来ないモノ

戸田 覚のデジモノ深掘りレポート

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2017年1月25日(水)

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 今回は2017年のIT製品について占っていこう。僕が期待も込めて「今年来そう」と注目しているものを取り上げる。逆に「来そうで来ないと思うモノ」も紹介してみたい。果たして当たるか外れるか、一緒に予想しながら読んでいただけると幸いだ。

大手キャリアが格安SIM市場に参入する

 まず、間違いなく起こると確信しているのが、スマートフォンの通信料金の低下だ。格安SIMがこれだけ人気になって、大手キャリアが手をこまぬいているはずはなく、格安SIM並みの料金体系を打ち出してくるのは間違いない。大手キャリアも、安価なモデル+安価な通信料金を打ち出してくる可能性が大きいと予想する。

 料金がある程度以下になってくると、最初は料金の安さだけで事業者を選んでいたユーザーも、利便性やサービスを重視するようになるはずだ。MVNO事業者は雨後のたけのこ状態だが、そうなると上位の事業者の回線にアクセスが集中し、大手ほど通信速度が出にくい状況になりそうだ。

格安SIMの人気が爆発し、大手キャリアも黙ってはいられない

スマホの人気機種は2万~3万円に集約

 2万~3万円クラスのスマートフォンの質が、驚くほど良くなっている。金属ボディーは当たり前で、指紋センサーまで付いている。カメラの画質などは高級モデルと比べると確かに差はあるのだが、もう十分なレベルに達している。処理性能も同様で、2~3年は問題なく使えると思う。特にこだわりがない人なら2万~3万円のモデルでも十分と感じるはずだ。

 そうなると苦しくなるのが、高級モデルだ。10万円クラスの高級スマホは、立ち位置が微妙になってくる。人気の「iPhone」もいまの価格では相当に苦しくなると予想する。出来の良さは群を抜いているが、価格が半分程度の他社の中級モデルがすぐそこにまで迫っている状況だ。

 2万~3万円のモデルが「おサイフケータイ」に対応したら、多くのユーザーが買い換えを検討するだろう。2017年はスマートフォンのコモディティー化が一気に進む年になりそうだ。高級モデルは段階的に値下がりし、最終的には5万~6万円程度になると予測する。

 この流れはパソコンと同じだ。機能・性能の進化の速度が鈍くなると、多くのユーザーが手ごろな製品で手を打つようになる。スマートフォンの場合は、端末代を月々の利用料に紛れ込ませることで負担を感じさせないようにしていたわけだが、そんなビジネスモデルもそろそろ限界に来ている。

人気の格安スマホ「P9 lite」は実売価格で2万5000円程度
P9 liteも本体の質感は高級モデルと大差ないレベルに達している

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