• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ポストInstagram? 18年にブレークするアプリ

注目キーワードは「AR」「二次流通」「AI」の3つ

  • 中村 勇介

バックナンバー

[1/3ページ]

2018年2月5日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 振り返れば2017年は「Instagramイヤー」とも言える1年だった。Instagramにより見栄えが良い写真を撮って投稿する行為を示す「インスタ映え」が、2017年の流行語大賞に選ばれたことは記憶に新しい。

 単にサービスとして普及しただけではない。インスタ映えは新たな消費も生み出した。以前はアウトドア好きのためのカメラという印象が強かったアクションカメラ「GoPro」が、急速に女性に売れだした背景にはInstagramの流行がある(日経トレンディネット関連記事)。また、インスタ映えする飲食店には来店客が殺到した(日経トレンディネット関連記事)。こうした事象をとらえて、多くの企業がインスタ映えを意識した商品や店舗の開発に勤しんだ。2017年は、Instagramが若者消費のけん引役であったことに疑いの余地はないだろう。

 だが、ウェブサービスは栄枯盛衰が激しい。わずか数年でトッププレーヤーがガラリと入れ替わることは珍しくない。裏を返せば、新規参入の企業であっても、市場をひっくり返せる可能性が眠る業界とも言えるわけだ。2018年はInstagramの牙城を崩すウェブサービスは登場するのだろうか。注目キーワードは「AR(拡張現実)」「二次流通」「AI(人工知能)」の3つだ。

「AR版Instagram」を目指す

 AR技術を活用したアプリ「Graffity」はコミュニケーション領域の新サービスとして注目だ。同アプリを開発する森本俊亨社長は「AR版のInstagramを目指す」と野心をのぞかせる。コミュニケーションサービスは日記などテキストを中心としたサービスから始まり、デバイスの高機能化や通信インフラの整備と共に写真や動画など、より表現力のあるコンテンツを中心としたサービスへと進化してきた。「今後コミュニケーション領域では、コンテンツのAR化が進む」と森本氏は予測する。

 GraffityはARを活用した動画SNSだ。アプリのメニューにある「+」ボタンをタップすると、スマホのカメラ機能が立ち上がって撮影が始まる。この時、動画の撮影前に、アプリで提供されているスタンプやスマホに保存してある写真などを、空間中に配置できる。配置したスタンプや写真にAR技術が活用されており、単に配置できるだけではなく、まるでその空間に存在するかのように立体的であることが最大の特徴だ。例えば、配置したスタンプや写真にスマホを持ったまま近づけば、画面上での表示が大きくなり、遠ざかれば小さくなる。

 こうして、スタンプや写真を配置をした状態で撮影ボタンを長押しして、動画を撮影する。現実空間と、デジタル上に配置したスタンプや写真が同一空間に共存するかのような動画を撮影してGraffityに投稿できる。通常のSNSと同様に利用者同士で、気に入った動画を評価し合える。動画はスマホに保存して、他のSNSなどにも投稿可能。こうして、ほかにはない動画が撮影できるアプリとして、他のSNSに動画が投稿されることで、クチコミで広がり徐々に利用者を増やしている。

ARを活用したコミュニケーションアプリ「Graffity」
[画像のクリックで拡大表示]
写真やスタンプを配置して、動画を撮影する。まるで、配置したコンテンツがその場に共存しているかのような動画が撮影できる
[画像のクリックで拡大表示]

 しかし、単に風変わりな動画を撮影できるアプリにとどまっていては、Instagramに続くコミュニケーションサービスにはなり得ない。そこで、2017年12月14日から提供を始めたのが、空間にコメントを保存できる機能だ。

 例えば、よく行く飲食店の外観を撮影して、その日に食べておいしかった料理名をクチコミのメモとしてGraffityを通じて登録する。すると、他のGrafitty利用者が同じ場所をアプリを通じて閲覧した時に、過去のコメントが見られるようになる。このコメントに返信することも可能だ。こうして、ARを通じて利用者同士のコミュニケーションを可能にした。

 Graffityというサービス名は、スプレーやペンを使って街の壁に落書きされたアート作品を指す「グラフィティ」を語源に持つ。まさしくGraffityはARを使って、擬似的に街に”落書き”を残していくようなサービスへと進化しようとしている。こうして、デジタルを通じて現実空間でコミュニケーションをできるサービスを目指す。

オススメ情報

「トレンド・ウォッチ from日経トレンディ」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本という国は、もっと資本主義的になってほしいのです。

ゴー・ハップジン 日本ペイントホールディングス会長