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なぜミドル世代は、自分で決断できないのか?

2018年3月23日(金)

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「人生の正午」を過ぎた後で

 この連載が始まってから、3回目の春になった。つまり、ちょうど2年ということになる。
 そこで、今回は連載を続けながら私自身が考えてきたことを書かせていただこうと思う。一度振り返ってみることで、あらためて「キャリアのY字路」に直面した時の、気持ちのあり方について考えてみたい。

 私自身は、さまざまな年代の方と公私にわたる交流がある。大学生の相談に乗ることもあれば、役員の方と話すこともある。若手社員のトレーニングもあれば、マネジメントのお手伝いもする。
 そして、この連載では「ミドル世代のキャリア」に照準を絞ることにした。それは、自分自身の問題意識とも強く重なっていたからだ。

 恐縮ではあるが、少々自らのことを書かせていただくと、私自身は40歳で会社を退職した。最近は「卒業」という人も多いようだが、個人的には「中退」と言っている。
 辞めた理由は、「会社員以外の生活をしてみたかった」ということが一番大きい。その機会をうかがっていたら、ちょうど40歳だったのだ。

 心理学者のユングは、40歳を「人生の正午」に喩えた。時代や国によって平均寿命は異なるものの、この感覚は比較的しっくりくる。

 そうだとすると、40歳以降は「午後の時間」を過ごすことになり、やがて来る日暮れを否応なしに意識するはずだ。

 私自身は、フリーランスとして40代を過ごし、さまざまな会社を外から見ることになった。そして、数多くの人の「午後」を知り、無数のY字路があることを感じた。
そこで感じた問題意識が、この連載を始めるきっかけになったのだ。

コメント2件コメント/レビュー

私は中小企業に勤めていたが、まさに絵に描いたような腐った組織だった。
初代の社長の後を継いだ2代目のボンボンがイエスマンだけを重用し、少しでも異なる意見を言う人間をどんどん切り捨てていった。
初代社長の頃の技術を食いつぶすだけの会社になり当然業績は伸びない。
それでも30代の頃は"潰れるまで過ごせば良い"と考えていた。
にもかかわらず39歳で退職し起業した。
40歳前後というのは、色々なことを見つめ直す時期なんだと思う。
気が付けばそれから7年。収入自体は毎年増えて今では当時の4倍になった。仕事も自分で決断して物事が進められるので非常に充実している。
今思えば勤めていた頃の最後の10年は非常に無駄な時間を過ごしたような気がするが、30歳で起業する決断は出来なかったように思う。
40歳前後がY字路というのは、自分の実感としてもその通りだと感じる。(2018/03/23 08:48)

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「なぜミドル世代は、自分で決断できないのか?」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

私は中小企業に勤めていたが、まさに絵に描いたような腐った組織だった。
初代の社長の後を継いだ2代目のボンボンがイエスマンだけを重用し、少しでも異なる意見を言う人間をどんどん切り捨てていった。
初代社長の頃の技術を食いつぶすだけの会社になり当然業績は伸びない。
それでも30代の頃は"潰れるまで過ごせば良い"と考えていた。
にもかかわらず39歳で退職し起業した。
40歳前後というのは、色々なことを見つめ直す時期なんだと思う。
気が付けばそれから7年。収入自体は毎年増えて今では当時の4倍になった。仕事も自分で決断して物事が進められるので非常に充実している。
今思えば勤めていた頃の最後の10年は非常に無駄な時間を過ごしたような気がするが、30歳で起業する決断は出来なかったように思う。
40歳前後がY字路というのは、自分の実感としてもその通りだと感じる。(2018/03/23 08:48)

作為の失敗は咎められるが、不作為の失敗は見逃される。
機会逸失のコストを会社が知らなさすぎる。
ま、おっしゃる通り硬直化です。そんなコップの中にいたら、自分を失うことになるのも、また当然なことだと。(2018/03/23 06:21)

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