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「褒め上手」リーダーの思わぬ落とし穴

2017年7月7日(金)

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鬼と仏の好対照の2人

 警察を舞台にしたテレビドラマは多いが、出てくるキャラクターは昔から変わっていないところがある。典型的なのは人に対して厳しい「鬼」タイプと、優しい「仏」タイプだろう。

 そして、会社の中にもそうしたキャラクターは存在している。営業課長のDさんとFさんは、そうした関係のよきライバルだ。2人が勤めている会社は飲食品を扱っていて、主に外食産業が得意先だ。景気に敏感で競争も激しい業界だから、得意先の製品購買もシビアである。

 2人とも担当する得意先は比較的小規模の店が多く、売る側の営業も大変だ。大口得意先よりも効率はよくないし、一生懸命頑張っても、格安の条件を提示してくる競合にさらわれることもある。

 DさんやFさんの大切な仕事は、こうした環境で頑張る部下たちのモチベーション維持が大半だと言ってもいい。

 そして、Dさんは「鬼」として現場を引っ張ってきた。成績が上がらない者や士気の低いものには容赦がない。しかし、そこから頑張って成果を出した時には、飲みに連れて行って大いにねぎらう。

 いかにも「古いタイプ」だとは自覚している。だが、Dさんだってむやみに叱っているわけではない。

 「大切なのは潜在能力を伸ばすこと」

 そのためには、誰もが持っているはずの「負けん気」に火をつけてやることだと信じている。しかし、それにはタイミングが大切だ。

 たしかに、Dさんは計算して叱っている。意欲がある部下が、頑張ったのにも関わらず、競争相手に負けた時など「もっとも悔しがっている時」にあえて叱るのだ。

 その一方で、意欲のない部下には叱ることすらしない。そうした部下は自然と居場所がなくなるので、Dさんの元には意欲の高い者が自然と揃う。

 ただ、ここ最近はその方法にも、やや限界が見えてきた。

「褒めて伸ばす」で一気に注目されて

 若手の社員が、Dさんの勢いに負けて、凹んでしまうことが起きるようになったのだ。

コメント2件コメント/レビュー

極々当たり前ではないですか。
そもそも『叱る』一辺倒であったり、『褒める』一辺倒な上司・上長は失格です。
 本来は部下に対して報告・確認等のコミュニケーションを通じて状況把握することが大事ではなしでしょうか。その上で、そのときの状況に応じて『叱る』『褒める』を使い分けるべきではないでしょうか。
世の中は極端な2元化で物を言います。指導・コミュニケーションのの手法で使うものであり、しかもそれが上っ面での『叱る』『褒める』で部下に見透かされます。(2017/07/07 09:38)

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「「褒め上手」リーダーの思わぬ落とし穴」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

極々当たり前ではないですか。
そもそも『叱る』一辺倒であったり、『褒める』一辺倒な上司・上長は失格です。
 本来は部下に対して報告・確認等のコミュニケーションを通じて状況把握することが大事ではなしでしょうか。その上で、そのときの状況に応じて『叱る』『褒める』を使い分けるべきではないでしょうか。
世の中は極端な2元化で物を言います。指導・コミュニケーションのの手法で使うものであり、しかもそれが上っ面での『叱る』『褒める』で部下に見透かされます。(2017/07/07 09:38)

組織のマネジメントのあるべき姿は、その究極の形態である軍隊をモデルに考えるのが一番だと思う。企業もビジネスという戦場を生き抜くためにあるのだから。
「強将の下に弱卒なし」、上に立つ者に求められる力量とは、結局、正しい判断を下して戦に勝つ、それが部下の命を守ることでもあり、部下も感化されて強くなるということではなかろうか。ハラスメントは別として、厳しい訓練を課す部隊ほど生存率が高いと聞くがどうだろう。
部下は誉め言葉が欲しいわけではない、この人について行けば大丈夫という信頼感が得られれば、たとえそれがプレッシャーであっても自分のためと納得する。逆に、実力能力のない上司にいくら誉められようとそれで成果に繋がらず侮蔑の対象となるだけ、部下はとっくに見抜いている。(2017/07/07 08:55)

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