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「年下上司」を支えた、あの監督経験者に学ぶ

2017年9月29日(金)

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ホークス優勝を支えた元カープ監督

 プロ野球は、セ・パ両リーグの優勝チームが決まって、あとは日本シリーズまでの道のりに関心が集まっている。

 パ・リーグは、福岡ソフトバンクホークスが2年ぶりの優勝を決めたが、今年からこのチームのヘッドコーチを務めているのが達川光男氏である。かつて広島カープの捕手として活躍し、その後は監督にもなった。セ・リーグはカープが優勝しているので、日本シリーズでは古巣を相手に戦うことになるかもしれない。

 プロ野球で監督経験者がコーチを務めるケースは、調べてみると結構多いようだが、今回のケースはいろいろと興味深い。監督を務める工藤公康氏は54歳で、現役時代は投手だった。一方の達川氏は62歳で捕手出身である。カープ以外のチームでもコーチの経験があり、2003年には星野仙一が率いたタイガースでコーチを務めている。

 彼にとっては、今回のポジションもいわば「手慣れた仕事」ではあったのだろう。

 しかし、還暦を過ぎて普通の社会人であれば「定年後再雇用」の年齢である。一方で、監督はまさに働き盛りだ。そして、優勝後のインタビューではこんなことも言っている。「選手をいい状態で監督に預けるのが仕事。目立たぬように、はしゃがぬように」(朝日新聞デジタル2017年9月17日)。

 歳を重ねたからこそ「脇役」としていい仕事ができる。こうした達川コーチの働き方は、ミドル世代にもまたヒントになることが多い。単に「上」を目指すだけではなく、「自分なりのポジション」をしっかりと持ち、周囲からも頼りにされている。そういう人は、またビジネスの現場にもいる。

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「「年下上司」を支えた、あの監督経験者に学ぶ」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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