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スマホ世界5位「vivo」、躍進の必然

急成長でも長期目線を貫く中国発の世界ブランド

2017年4月26日(水)

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vivoは2016年に出荷台数を大きく伸ばした

 米アップルや韓国サムスン電子などがしのぎを削る世界のスマートフォン市場で、「vivo(ビボ)」は2016年に大きく躍進した中国ブランドの1つだ。米調査会社IDCによると、vivoは昨年、2015年比で2倍超となる7730万台を出荷し、世界5位につけた。中国市場では6920万台を出荷、OPPO、ファーウェイに次ぐシェア3番手となった。

 vivoブランドのスマートフォンを製造する維沃移動通信は広東省東莞市に本社を置く。中国国内では教育機器やDVDプレーヤーで知る人が多い広東歩歩高電子工業(BBK)がvivoの前身だ。

 2016年に中国スマホトップに立った「OPPO」(オッポ、広東欧珀移動通信)はBBKのAV部門がスピンアウトしてできた企業である。一方、vivoはBBKの通信部門から立ち上がったブランドで、OPPOとはライバルにありながら兄弟のような関係でもある。OPPOについては以前、この記事でも触れている。

 BBKの創業者である段永平氏は、中国の企業史における立志伝中の人物の1人だ。北京の真空管工場をやめて大学院で学びなおした段氏は、広東省中山市の赤字工場の工場長に就く。この工場で段氏は、任天堂のファミリーコンピュータそっくりのゲーム機を製造し、中国国内で大ヒットに導く。

 しかしその後、経営方針をめぐりグループの経営陣と対立。段氏は独立し、BBKを立ち上げる。そして子供用の教育機器やコードレス電話、VCD(ビデオCD)プレーヤーなどで高いシェアを持つ企業に成長させた。vivo、OPPOのトップは、独立時に段氏についてきた6人のうちの2人だと言う。そのため、vivoとOPPOの企業理念や経営戦略は似通っている部分が多い。

 vivoはインドや東南アジアにも進出しており、グローバルブランドへの道を歩んでいる。急成長を果たし、世界にも事業を広げる中国のスマホメーカーは、政府が目指す製造業の高度化の象徴でもある。

 vivoはこれまでメディアの取材をほとんど受けてこなかった。同社によれば、これまで海外メディアによるインタビュー取材を受けたことはないという。今回、急成長の理由や今後の戦略について、ブランド戦略部ブランドディレクターの鄧力氏がインタビューに応じた。

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「スマホ世界5位「vivo」、躍進の必然」の著者

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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