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「成功できない人」が陥る7つの罠

人間が生来持つ「バイアス」を避ければ失敗しない

2018年6月22日(金)

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 「頑張っているのに、なぜか成功できない人」「努力しているのに、いつも失敗する人」。

 こういう人は、あなたの周りに必ずいるはずだ。もしかすると、あなた自身がそうかもしれない。

 いつも、思うような成果が出せなかったり、仕事が遅かったりする人たち。ひとくくりに言うなら、いつも失敗を繰り返す「成功できない人」たちだ。

 かく言う私も、かつてはその「成功できない人」たちの典型だった。

家に持ち帰った仕事の山を前に、疲れ切って眠るかつての私

「成功できない人」たちが陥りがちなのが、人間が生来持っている「バイアスの罠」だ。

 この罠に陥ると、いろいろな処理の手戻りが増え、仕事はどんどん遅れ、アウトプットの質は下がる。周囲からは「仕事が遅く、質も低い」と見られ、次第に信頼を失っていく。不要な残業も増える一方。「働き方革命」など、夢のまた夢になってしまう。

人間が本来持っている「バイアスの罠」に陥ると、手間ばかり増え、仕事は遅れ、アウトプットの品質も下がる。ビジネスパーソンとしては最悪のループにはまることに

七つの「バイアスの罠」

 人間が生来持つ「バイアスの罠」のうち、ビジネスシーンでよく現れる代表的なものを、次のページに列挙してみた。

成功する人と失敗する人の違いが分かった

  • (1)「現在バイアス」の罠:ずるずると、課題を先延ばししてしまう
  • (2)「オプション選好性」の罠:どっちがいいか決められない
  • (3)「非合理的な信念」の罠:勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
  • (4)「コンコルド効果」の罠:もはや、引くに引けない
  • (5)「自己中心性バイアス」の罠:俺のやり方なら必ず成功すると思い込む
  • (6)「完璧主義」の罠:すべてが揃わないと動けない
  • (7)「計画の誤謬」の罠:必ず想定外のことが起こる

 どうだろうか。あなたにも、一つや二つ身に覚えがあるのではないだろうか。

 これらは、どれも人間が本来持っているバイアスであり、行動経済学や認知心理学のジャンルで指摘されるものだ。言い換えると、“ヒト”という生き物に刷り込まれた本能に近い。そのため罠に陥らないようにすることは難しく、それなりの方法論が必要になる。

 そして、この方法論が「プレモータム・シンキング」なのだ。

「プレモータム」という方法論をまとめた『先にしくじる

 「プレモータム・シンキング」とは、事を起こす前に、先回りして未来の失敗を想定するところから始める、絶対に失敗したくない人のための“逆説的な”成功メソッドだ。

 ビジネスパースンの常識や過信の陰に隠れ潜んでいるクリティカルな問題点を事前にあぶり出し、あらかじめ失敗の目を潰す。そのため成功の確率は否が応でも高まっていく。

 一般に、「成功する人」は自分が意識しているかいないかは別として、プレモータム・シンキングの手法を駆使して、「バイアスの罠」に対処していることが多い。一方で、「失敗する人」は 何の対策も方法論も持たず、いつも同じように罠にはまっていく。

 今回は、七つの「バイアスの罠」の中でも、最もシンプルで、それだけに誰もが陥りやすい「現在バイアス」の罠にプレモータム・シンキングでどのように対処するのかを、実際に見ていく。

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「「成功できない人」が陥る7つの罠」の著者

山崎 裕二

山崎 裕二(やまざき・ゆうじ)

IT企業 勤務

早稲田大学政治経済学部、UCLA-NUS EMBA学位。東芝、ゲートウェイ、ベンチャー企業、米国でプロダクトマネージャーを経て現在は国内IT企業のディレクター職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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