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「決められない」優柔不断が一発で治る?

重要な決断を早く下せない…だから失敗するんです

2018年7月4日(水)

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 どっちがいいか、決められない――。

 選択肢が複数あると、もうお手上げ。どれにすればいいか、迷いに迷ってしまう。挙げ句、エイヤッと選んだ選択肢が外れくじ。こうした優柔不断による失敗、ご経験はないだろうか。

 胸を張って言えることではないが、私はこの優柔不断さについては、人後に落ちない。

 今回は、この優柔不断による失敗を「プレモータム・シンキング」でどのように解決していくのかを見ていく。

 この方法論を知ってから、私は持ち前の優柔不断から抜け出すことができ、優柔不断でいることのリスクを確実に減らすことができた。少なくともすっぱりと割り切って前に進めるようになり、無駄な時間を減らせるようになった。

「プレモータム」という方法論をまとめた『先にしくじる

「オプション選好性」の罠

 一般に、優柔不断な人間は、人間が陥りやすい7つのバイアスのうち、「オプション選好性」の罠に陥っていることが多い。

 「オプション選好性」とは人間の心理的傾向で、ある選択を迫られた時、必ず選択肢を残しておきたいと望む習性のことを指す。つまり複数の選択肢があると必ずはまってしまう、避けようのない性(さが)のようなものだ。言い替えると、人は誰でも「オプション選好性」の罠にはまり、優柔不断となる。

 例えば、店で買い物をする時にどれにするか、なかなか決められないとか、買うか買わないかで延々と迷う行動がそれだ。迷ううちに時間ばかりがどんどん過ぎていく。そして、ますます決められなくなる。そうこうするうちに、買わざるを得ない状況にどんどん追いやられる。そして、エイヤッと買ったものが、後でそんなに欲しいものではなかったと気づくのだ。

 さっさと決めれば次の行動に移れるし、誰もイライラせずに済む。自分にとっても周りにとっても早く決断した方が、ほとんどの場合はいい方向に転ぶ。

 買い物であればまだいい。迷うことも楽しみの一つと笑って済ませられる。

 しかし仕事上の迷い、それも何か決断すべき時の迷いとなると、何らかの損失につながりかねない。先送りすると、その時点で見えていないリスクが高まり、大きな失敗を誘引する。稀に、何も決めなかった結果が、運良くいい方向に転ぶこともあるが、それは多くの場合、“たまたま”にすぎない。

 問題は「決断しないことによる悪い影響」を無視しているか、軽視していることにある。

 一般に、決めるべきことを決めない、現状を維持すると判断し、結論を先送りにする時間が延びれば延びるほど、次のような方程式が成立する。

 問題が起こす影響×決断までにかかる時間=損害の量

 多くの場合、これを認識できていない。そして損害の量が積み上がり、問題が顕在化し、後戻りできない状況になる。こうなってからではもはや遅い。問題が顕在化した後に対応しようとしても、リカバリーに膨大な時間と手間がかかってしまう。たいていは手遅れで悪い方向に行く。行き着く先は大失敗。まさしく悪循環だ。

 次のページでは図を用いて説明しよう。

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「「決められない」優柔不断が一発で治る?」の著者

山崎 裕二

山崎 裕二(やまざき・ゆうじ)

IT企業 勤務

早稲田大学政治経済学部、UCLA-NUS EMBA学位。東芝、ゲートウェイ、ベンチャー企業、米国でプロダクトマネージャーを経て現在は国内IT企業のディレクター職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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