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発明が好きすぎて大企業を飛び出した人たち

2016年7月4日(月)

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 次に課題として挙げられるのがリスクを過大評価することだ。失敗を許されない風土が蔓延した結果、リスクをゼロに近づけている間に、他社に追い抜かれてしまうことも少なくない。その象徴的な商品がブリンカムだ。ブリンカムはメガネのつるにカメラを装着し、まばたきをするだけで写真が撮れる商品を開発している。

 「ベンチャーキャピタルに資金調達の相談をしたら『リスクばかりの事業ですね』と笑われた」と話すのは、ブリンカムの高瀬昇太社長。

ブリンカムの高瀬昇太社長と開発中のカメラ。まばたきするだけで撮影できる(写真撮影:北山宏一)

 高瀬社長がこのアイデアを考えたのは自身の経験からだった。子供と遊ぶときにカメラを用意している間に、シャッターチャンスを逃してしまう。自然な子供の姿を手軽に撮影できないか考えたのだ。

 だが周囲の声は違った。誤った使い方をすれば盗撮の道具として使われかねない。まばたきだけで撮影できるという新しい使い方でルールもないため、「リスクが大きいので止めたらどうか」とアドバイスされてしまった。高瀬社長は起業前、ジョンソン・エンド・ジョンソンでシステムエンジニアとして働いていた。安定的な環境を投げ捨てる必要はないのではないかとアドバイスされたのだ。

 だが高瀬社長の考えは違った。ルールがないなら作れば良く、想定されるリスクは注意事項に書くことで回避できるとみている。「スタートアップ企業なので勝負するしかない。もしアイデアが受け入れられなければ潰れてやり直すだけ」(高瀬社長)。今後資金調達サイトでプレゼンし、賛同者を得ようとしている。

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「発明が好きすぎて大企業を飛び出した人たち」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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