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アニメのような「ドローン前提社会」を作りたい

千葉功太郎氏が「投資家」として起業家を支援するワケ

2018年9月27日(木)

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日本を代表するエンジェル投資家として有名な千葉功太郎氏。モバイルゲーム会社のコロプラを副社長として上場に導き、退任後はドローン分野に特化したベンチャーキャピタルを立ち上げた。活動の背景には、投資家として「日本を元気にしたい」という思いがある。

オープン編集会議とは

読者が自分の意見を自由に書き込める双方向メディア「日経ビジネスRaise(レイズ)」を活用し、日経ビジネスが取材を含む編集プロセスにユーザーの意見を取り入れていくプロジェクト。一部の取材に同行する「オープン編集会議メンバー」を公募。現在、25人のメンバーとともに、起業にまつわる様々な疑問をユーザーとともに考えるオープン編集会議第2弾「起業のリアル」を実施中。

■千葉功太郎氏への取材に同行したメンバー(敬称略)

熊本 有紗国土交通省
椎谷 豊トラベロコ
鈴木 瞳マカイラ
田中 宏大正製薬ホールディングス
辻 貴之フジ・メディア・ホールディングス
栃木 ひかるワークスアプリケーションズ
野河 優貴慶応義塾大学(学生)
松下 芳生JPスタイル研究所
宮本 英典東京応化工業
(注:発言内容は個人の意見であり、所属する企業や団体を代表するものではありません)
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、リクルート(現リクルートホールディングス)入社。サイバードのエヴァンジェリスト、ケイ・ラボラトリー(現KLab)取締役、コロプラ取締役副社長を経て、ドローン分野に特化した日本初のベンチャーキャピタル、Drone Fundを立ち上げる。(写真:吉成大輔、以下同)

大竹 剛(編集部):千葉さんはモバイルゲームのコロプラ副社長など、一貫してモバイルインターネットの世界を歩んできました。今はエンジェル投資家として活動する一方、ドローン分野に特化したVC(ベンチャーキャピタル)のドローンファンドを立ち上げています。なぜ、モバイルインターネットからドローンへと活動の舞台を移されたのですか。

千葉 功太郎氏(ドローンファンド、ゼネラルパートナー):先日、国土交通省と経済産業省が合同で開催した、「空飛ぶクルマ官民協議会」(正式名:空の移動革命に向けた官民協議会)の第1回会合に招かれて、トップバッターでプレゼンテーションをする機会をいただきました。

 僕がなぜドローンファンドを立ち上げたのかという話ですが、僕はずっとモバイルインターネットを人生のテーマとして生きてきました。大学は慶応の藤沢キャンパス、1993年入学の第4期生です。

 当時、村井純先生というインターネットの神様みたいな先生の授業をとり、そこでインターネットに触れて、インターネットという武器を身に付けました。村井先生は、「これからの時代はインターネットを使って世界を変えていくんだ」という話をされていて、「インターネット前提社会」というキーワードを使っておられた。

 その頃はどういう時代だったかというと、1993年12月に「Mosaic(モザイク)」というインターネットのブラウザが世界で初めて発表された頃です。入学当初はまだ「インターネット=テキスト」の時代でした。UNIXでログインしてコマンドを駆使してテキストインターネットの世界を動くという感じです。たぶん、こうした話自体、全く通じない人も多いと思うんですけど(笑)。

 入学直後の春学期に「インターネットの時代が来る」と教わり、寒くなる頃にはもうブラウザが登場して、米ホワイトハウスのホームページにアクセスして、「おお、アメリカのホワイトハウスから写真が今、この手元に来てる!」と感動しました。それまではテキストでしか感じられなかったインターネットの世界が、急にわかりやすく、ホワイトハウスの写真が見られるようになって、村井先生の言ったことは本当だった、すごいなあと思ったんです。

 今や誰もが普通にインターネットを使っていますから、まさに「インターネット前提社会」になっています。当時、蛇口をひねれば水がでてくるようにインターネットを使えるようになる、と聞いていましたが、それ以上ですよね。

 それと同じことがこれから、ドローンでも起きると思うんです。僕は今、慶応大学の研究員をしていますが、「ドローン前提社会」の話をしています。今はドローンはまだ珍しく、ラジコン程度の話だと思っている人も少なくありません。しかし、インターネットと同じくらい、ドローンが普通に飛び交う世界を作りたいし、実際にそうなると思うんですよ。

 プラットフォームが大きく変わる瞬間は、投資家としてはビジネスチャンスです。ブロックチェーンもまさにそうです。これは国を揺るがすほどのビッグウェーブです。ただ、僕も投資をしていますが、非常に競合が多いんです。だから、投資家の観点からいえば、必ずくる大きなプラットフォームで、かつ興味を持っている競合がまだ少ないドローンはチャンスなんです。

 インターネットを技術的な観点からみると、データを圧縮したり小さく加工したりして、細かく分けて送るインフラです。1つの画像でもたくさんのパケットと呼ばれるデータに分割されて、何通りもの経路を通って目的地に送られます。たくさんの伝書鳩一羽一羽に一文字ずつ預けて飛ばして、みんながまた集まったら全体の文章が完成する、というイメージですね。

 僕は、ドローンも同じような世界になると思っています。最終的に空にもドローンが飛ぶインターネットのような道ができて、まさに小分けにされた荷物が目的地に運ばれるようになると思います。空というインフラの中に、ドローンというパケットが、一定のルールの下で動く。

 ただし、インターネットと比べた優位点は、情報だけでなく、実際にモノも運べることです。しかも、ドローンは飛行中、データを送信するのみならず取得もできます。ドローンに搭載したカメラやセンサーで周囲の情報を集め、それをAI(人工知能)で処理して様々な用途に活用できるようになります。これは、巨大な産業になると思うんです。

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「アニメのような「ドローン前提社会」を作りたい」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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