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トランプ大統領が「地球の敵」になった日

「パリ協定」離脱に、欧州首脳や米自治体、米産業界も強く反発

2017年6月6日(火)

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米ワシントンのホワイトハウス・ローズガーデンで、パリ協定からの離脱を表明するドナルド・トランプ米大統領。パリ協定が履行されても温暖化の抑制効果は限定的であると、ジェスチャーを交えて主張した。(写真:AP/アフロ)

 それは米国の大統領が「G7(主要7カ国)の悪役」どころか「地球の敵」になった日だった。6月1日、ドナルド・トランプ米大統領は地球温暖化防止のためのパリ協定からの離脱を表明した。地球の危機を打開するためようやくまとまったこの国際的枠組みを、覇権国であり第2の温暖化ガス排出国である米国が破るというのである。

 欧州首脳はじめ世界各国は「歴史的過ち」と強く反発した。米国内でも環境意識の高い州や市が批判、産業界にも反対が渦巻いた。「地球温暖化はまやかし」と考えるトランプ大統領の行動は米国の国際信認を失墜させ、地球の将来を危険にさらしている。

「地球の危機」に国際社会から批判集中

 米国の大統領の行動が国際社会からこれほどの批判を受けたことはかつてないだろう。それは「地球の危機」にからんでいるからだ。とくに、G7サミットで煮え湯を飲まされたばかりの欧州首脳の反発は強かった。

 ドイツのメルケル首脳は「地球を守る決意を止めることはできない。パリ協定はその土台だ」と協定を守る姿勢を鮮明にした。環境相として京都議定書を主導した経験があるだけに、トランプ大統領の「米国第一主義」に強い不満を抱いている。

 フランスのマクロン大統領は、トランプ大統領の口癖である「米国を再び偉大に」(Make America great again)をもじって「地球を再び偉大に」(Make the planet great again)と英語で強調した。仏独伊の3カ国首脳は共同声明で、トランプ大統領が求めた協定再交渉を明確に拒否した。

 ベルギーのミシェル首相は「パリ協定に対する野蛮な行為を非難する」と述べた。英国のメイ首相は電話で「失望」を伝えるにとどめたが、総選挙さなかでもあり、野党労働党からその手ぬるさを厳しく批判されるありさまだ。

コメント29件コメント/レビュー

反科学とは笑止千万!
人為的なCO2発生が地球温暖化の原因と確定していない。温暖化も寒冷化も様々な要因が関連した複雑系の気候システムであることは明白である。CO2削減政策こそ現代科学の堕落です。(2017/07/27 07:05)

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「トランプ大統領が「地球の敵」になった日」の著者

岡部 直明

岡部 直明(おかべ・なおあき)

ジャーナリスト/武蔵野大学 国際総合研究所 フェロー

1969年 日本経済新聞社入社。ブリュッセル特派員、ニューヨーク支局長、論説委員などを経て、取締役論説主幹、専務執行役員主幹。早稲田大学大学院客員教授、明治大学 国際総合研究所 フェローなどを歴任。2018年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

反科学とは笑止千万!
人為的なCO2発生が地球温暖化の原因と確定していない。温暖化も寒冷化も様々な要因が関連した複雑系の気候システムであることは明白である。CO2削減政策こそ現代科学の堕落です。(2017/07/27 07:05)

CO2利権ビジネスで一番の被害者は日本企業ですね。(米国も中国も参加していない)
問題は、CO2が全ての原因で温暖化する!! 少しおかしいですね?
 温暖化するとCO2が増えるのです。(物理学ではそうですね)
地球物理学的に言えば今より温暖化された時代は何度もありましたね。雪のない北海道や東北北部が最も住みやすく、遺跡も語っています。
 また温暖化が叫ばれたころの予想に反し、CO2の増加に比べて温暖化が半分になっています。
何故でしょう。太陽活動がこの間ずっと低下しています。太陽活動が温暖化の第一原因でしょう。
 面白い説もありますよ。全世界のCO2の増加の半分は牧畜の牛のゲップである。・・・
在来の油田は、いらないガスを燃やし続けていますね。
 企業活動に規制をかけて、CO2排出権を購入しなければいけないなんて、環境利用ビジネスにほかなりません。
 太陽光発電と同様の環境利用の金儲けには付き合ってはいけませんね!!(2017/06/12 12:04)

地球温暖化を認めない方達はまともな反論をしない、というかできないですね。
とりあえず、トランプさん辞めてくれないかな。(2017/06/12 03:05)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官