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親の物忘れが激しい! 認知症?加齢?うつ?

医療従事者が使うチェックシートを活用してみよう

2018年8月6日(月)

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物忘れが激しくて認知症だと思ったら、うつ病だったというケースも。

 前回(「健康寿命が著しく損なわれる脳卒中、避けるには?」)、「要介護」状態になる原因には「脳卒中」と「認知症」があり、脳卒中の大きな原因は動脈硬化だと解説しました。

 今回は要介護のもう一つの因子である、認知症について解説します。

 認知症患者は2012年の時点で462万人おり、65歳以上における有病率は約15%と推定されています。おそらく、現在ではもっと増加していることでしょう。

 認知症の定義は「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など多数の高次機能障害からなる症候群」です(国際疾病分類第10版より)。

 そして、それらの認知機能の低下をベースにして、イライラして攻撃的になったり、逆に自発性や意欲が低下したりすることがあります。

 定義はさておき、認知症のイメージは、皆さん大体つかんでいることと思います。

 ここで注意したいのは、「慢性あるいは進行性の」という点です。認知症は原則的に後戻りしない病気で、回復するのは1%以下と報告されています。

 認知症をきたす疾患は色々ありますが、ダントツで頻度が多いのが、アルツハイマー病(67.6%)で、その次が血管性認知症(19.5%)です。単純計算すると、この2つだけで9割弱になります(実際には合併するケースもあります)。

 詳細については、また改めて解説します。

 さて、認知症の初期症状はやはり物忘れです。何度も同じことを聞く、冷蔵庫に同じものが何個もある、料理の味付けがおかしい……。そんなことが続いて、家族などの一緒に住む人が気づくケースが多々あります。

 日経ビジネスオンラインの連載「介護生活敗戦記」を1冊にまとめた『母さん、ごめん』でも、ノンフィクション作家の松浦晋也さんが、認知症のお母さまの介護記録を赤裸々につづっていました。衝撃的な内容だったので、記憶に残っている読者も多いのではないでしょうか。

 ほかにも、認知症では仕事でミスが増える、物事を段取りよく進められない、よく知っているはずの場所で道に迷う、新しいことが覚えられない、過去のことが思い出せない……といった症状が初期によく見られます。

 こう書くと、思い当たる節がある人もいると思います。

 年配の人などは「もしかして自分も認知症なんじゃないか」と心配しているかもしれません。

コメント2件コメント/レビュー

私の母は79歳です。認知症の症状です。
診断されたのは2015年です。
ハッキリと「おかしいな?」と思ったのは2013年に年末年始の帰省の日程を母と電話で話したときにでした。一度11月に連絡して、再度詳細日程を12月に電話で話しました。
そしたら、前回の電話で会話した事実が記憶に残っていないのです。忘れたというのではなく、その事実が存在してない感じです。母親はそのときの電話の内容をメモしていたのですが、母がそのメモをみても、「私はそのメモを書いていない」と言います。
ただ今思い返すと、それ以前もおかしなことがありました。2008年に孫の顔を見に東京まで来て、その時料理を作るといって台所に立ちました。でも、待てど暮らせど料理は出てこず、3時間が過ぎて赤ちゃんは寝る時間です。3時間たってできたものは一汁二菜のいつもの料理です。若いころなら45分で4人分作っていました。
認知症の前駆症状として普段できることがテキパキとできないということがあります。
この時に対策を取っていれば…と思います。(2018/08/06 12:29)

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「親の物忘れが激しい! 認知症?加齢?うつ?」の著者

近藤 慎太郎

近藤 慎太郎(こんどう・しんたろう)

医師兼マンガ家 

北海道大学医学部、東京大学医学部医学系大学院卒業。山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任。マンガを使って医療をわかりやすく解説。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私の母は79歳です。認知症の症状です。
診断されたのは2015年です。
ハッキリと「おかしいな?」と思ったのは2013年に年末年始の帰省の日程を母と電話で話したときにでした。一度11月に連絡して、再度詳細日程を12月に電話で話しました。
そしたら、前回の電話で会話した事実が記憶に残っていないのです。忘れたというのではなく、その事実が存在してない感じです。母親はそのときの電話の内容をメモしていたのですが、母がそのメモをみても、「私はそのメモを書いていない」と言います。
ただ今思い返すと、それ以前もおかしなことがありました。2008年に孫の顔を見に東京まで来て、その時料理を作るといって台所に立ちました。でも、待てど暮らせど料理は出てこず、3時間が過ぎて赤ちゃんは寝る時間です。3時間たってできたものは一汁二菜のいつもの料理です。若いころなら45分で4人分作っていました。
認知症の前駆症状として普段できることがテキパキとできないということがあります。
この時に対策を取っていれば…と思います。(2018/08/06 12:29)

アルツハイマーの場合、アメリカでは主な原因は生活習慣で、これをリコード法で正せば比較的高い確率で快復すると言われていますが、日本への導入は如何なのでしょうか?(2018/08/06 09:16)

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