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メタボ検診、結局のところ意味があったのか

保健指導の実施率はたったの17.8%しかない!

2018年9月5日(水)

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前回(「メタボのあなた、無症状はとても危険です」)メタボ健診の盲点になり得るポイントを解説しました。

 女性の腹囲の基準が緩いこと。

 LDLコレステロールはメタボの診断基準に入ってはいないけど、動脈硬化の強力なリスク因子であること。

本連載が1冊の本になりました。日本人の死因で最も多い「がん」を避けるためにはどうすればいいのか、マンガで分かりやすく解説しています

 メタボ健診は良い着眼点を持った制度だと思いますが、「診断基準以内のものや、診断基準にないものは問題ない」という誤解を生みかねません。

 そしてその誤解は、メタボ健診が普及すればするほど強固になる性質のものでしょう。
 これはなかなか深刻なジレンマです。

 診断基準に対する懸念や批判は、実はメタボ健診のスタート当初からありました。

 実際に診療をしていると、決して肥満でもなんでもないのに、高血圧であったり、LDLや血糖値が高かったりする人は、たくさんいます。

 メタボ健診は原則的に腹囲だけで第一段階のふるい分けをしているので、そういった人たちはメタボではないと診断されています。その結果、メタボではないけど生活習慣の指導が必要な人が、たくさんこぼれ落ちているのです。

 この指摘はまさにその通りで、特に反論のしようはないと思います。

 ただし、こういった批判は、メタボ健診の立ち位置が誤解されていることにより生じているようです。ここでは、メタボ健診の存在意義を再確認したいと思います。

 まず今までも何回か出てきている表をご覧ください。

 脂質、血圧、血糖のメタボの基準値の下に、実際の「脂質異常症」、「高血圧」、「糖尿病」と診断するために用いる基準値を併記します。

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「メタボ検診、結局のところ意味があったのか」の著者

近藤 慎太郎

近藤 慎太郎(こんどう・しんたろう)

医師兼マンガ家 

北海道大学医学部、東京大学医学部医学系大学院卒業。山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任。マンガを使って医療をわかりやすく解説。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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