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糖質ゼロで、人間は生きていけるのか

究極の糖質制限をすると人体はどうなる?

2018年10月10日(水)

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本連載が1冊の本になりました。日本人の死因で最も多い「がん」を避けるためにはどうすればいいのか、マンガで分かりやすく解説しています

 食事をとると、三大栄養素は体内でどのように代謝(分解・合成)されていくのでしょうか。

 一般的に、次のように説明されることが多いと思います。

  • 炭水化物→エネルギー
  • 脂質→エネルギー、脂肪として貯留
  • たんぱく質→筋肉など肉体をつくる

 もちろんこれが間違っているわけではなく、おおむねこのように理解してもらって構いません。ただし、何点か大切なことを追加します。

 1つは、前回(「日本万歳!世界各地の『食事療法』に挑戦できる」)でも解説しましたが、脂質が人体を構成する細胞の膜や、ステロイドホルモンをはじめとした様々な生理活性物質の成分となるということです。

 脂質というと、皮下脂肪や内臓脂肪を連想して敵視されがちですが、肉体に必要不可欠な役割を持っています。

 次に炭水化物は、大きく分けて「糖質」と「食物繊維」に分けられます。

 糖質は体の中で燃料として使うことができて、1g当たり約4kcalのエネルギーになります。

 もう1つの食物繊維は、食物に含まれる消化の難しい成分のことで、穀物、海藻、豆、きのこ、野菜、果実などに豊富に含まれています。消化が難しいので、摂取できるエネルギーは微々たるもの。エネルギーよりも、今までは「便通を良くする」などの理由で積極的に摂取しましょうと言われてきました。

 しかし、食物繊維にはそのほかにも大きなメリットがあることが分かってきました。

 食物繊維の摂取量が多いほどメタボが少ない(1)、糖尿病のコントロールに有効(2)、LDL(悪玉コレステロール)を下げる(3)、などの報告があるのです。

 食物繊維をどうやって取るかが、食事法における重要なカギになることは明らかです。これについては、稿を改めてしっかりと解説したいと思います。

 最後に、三大栄養素の流れは完全に独立しているわけではなく、下の図の通り、一部は相互に乗り入れ可能になっています(本当はもっと複雑な回路をたどるのですが、ここでは大枠だけ変えずに省略しています)。

 色が濃い上向きの矢印が2カ所あり、ここが今回もっとも重要なポイントです。

コメント13件コメント/レビュー

「糖新生は人体にとって非常手段」なのか否かについては、専門家の間でも意見が分かれているところなので、ソコはちゃんと議論して欲しいところです。(2018/10/31 09:41)

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「糖質ゼロで、人間は生きていけるのか」の著者

近藤 慎太郎

近藤 慎太郎(こんどう・しんたろう)

医師兼マンガ家 

北海道大学医学部、東京大学医学部医学系大学院卒業。山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任。マンガを使って医療をわかりやすく解説。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「糖新生は人体にとって非常手段」なのか否かについては、専門家の間でも意見が分かれているところなので、ソコはちゃんと議論して欲しいところです。(2018/10/31 09:41)

なぜ、聞きかじりのあやふやな知識と思い込みで専門家に反論して認めさせようと思うのか。
わざわざ忙しいお医者様の手を煩わせる前に自分で裏を取って見てはどうか?
Wikipedia等で簡単に調べられるし、ソースの学術論文も載っている。
論文の内容を精査して信用に値する学説なのか確認する事ができる能力ないく、自分に都合の良い「理論」だけ信じるのは勝手だが、違うことを言う人、増しては専門家を攻撃するのはいかがなものか。

また、こういったコラムなどで専門的な内容を紹介する場合、文字数や読者のレベルに合わせて簡略化した説明をするものだが、それでも理系は間違った説明を極力したくはないので、”一般的に”とか”原則として”とかいった言葉をつける。
コレは例外や新しい理論が発見されつつ有ることを示唆しているが、文中からそういったことを読み取れないのは読解力不足ではないか。(2018/10/17 13:45)

人間は寝ている間は糖新生を行なって低血糖状態を避けていると聞いた。寝る前に満腹でない限り、そうなるのが自然と思える。
それでは筆者は毎晩「非常事態」をお過ごしなのだろうか?それとも、低血糖になる間も無く起床、朝食なのだろうかと?
いずれにせよご苦労なことである。
コメントには再反論をお願いしたい。(2018/10/11 21:53)

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