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無印良品、「禅」のイメージが世界でウケる秘密

「MUJI」らしいシンプルな美しさを追求

2016年11月22日(火)

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 無印良品(MUJI)は今や日本を代表するグローバルブランドになった。中国などアジアでは高品質でシンプルな日用品を取りそろえたブランドとして業績を伸ばし、欧米では禅の精神を日常生活で実践するブランドとして熱烈なファンを引き付ける。

 すでに27の国と地域に出店し、2018年には日本国内よりも海外の店舗が多くなる見込みだ(2016年2月時点で、日本国内は直営店312店舗、商品供給店102店舗の合計414店舗、海外は直営店と商品供給店の合計344店舗)。

 なぜMUJIは世界の人に愛されるのか。このほど発売した著書『MUJI式 世界で愛されるマーケティング』で解説したMUJIの秘密の中から、4つのキーワードを紹介しよう。

 初回のキーワードは「禅(zen)」──である。

JR有楽町駅(東京・千代田)近くにある、良品計画の旗艦店「無印良品有楽町」

MUJIのコンセプトは禅や茶道につながる

 MUJIが世界的に受け入れられる大きな理由はシンプルさにある。

 そのシンプルさとは、暮らしの中で使いやすく、見た目にも自然で、機能を十分に果たしているということだ。どこの家にあっても、誰が使っていても、暮らしの中に溶け込んでいくのがMUJIの商品の目指すところだ。

 MUJIが海外で語られる際には、日本文化や日本古来の美意識と結びつけられることが多い。良品計画の松﨑曉社長は、「無印良品の商品は、無駄を省いた日本的な『わびさび』なものと消費者に受け止められ、特徴を出せている」と述べている(日本経済新聞、2016年3月20日)。「わびさび」は、茶道によって発展した考え方である。

 禅や茶の本を読み解いていくと、MUJIと似通った概念が読み取れる。これは、MUJIの誕生、コンセプトづくりに大きく関わった田中一光氏が、茶道にも通じていたからであろう。禅や茶道につながる日本らしさをMUJIのコンセプトづくりに取り入れたものと考えられる。

コメント4件コメント/レビュー

成程、禅ですか。MUJIの店舗店舗では赤を見ない。モノトーンを一貫して貫いている。同じような考えで全米の中産階級の心をつかんできたGAPはある時期から赤が氾濫してきた。赤なら安いユニクロでいい。H&M もモノクロだ。ただ生活雑貨にもモノクロを貫いているMUJIは今ホテルのような生活空間が主流の住宅事情によくマッチしている。(2017/01/17 09:43)

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「無印良品、「禅」のイメージが世界でウケる秘密」の著者

増田 明子

増田 明子(ますだ・あきこ)

千葉商科大学人間社会学部准教授

上智大学経済学部経営学科非常勤講師。マーケティング、消費者行動論、国際経営論を担当。良品計画在籍中に早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA)。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

成程、禅ですか。MUJIの店舗店舗では赤を見ない。モノトーンを一貫して貫いている。同じような考えで全米の中産階級の心をつかんできたGAPはある時期から赤が氾濫してきた。赤なら安いユニクロでいい。H&M もモノクロだ。ただ生活雑貨にもモノクロを貫いているMUJIは今ホテルのような生活空間が主流の住宅事情によくマッチしている。(2017/01/17 09:43)

記事内容は納得です。
「これでいい」の考えが衣類や食器関係では割り切れますが、
文具や家電品のように機能がはっきりと優劣判る製品ではB級品です。
「これでいい」の考えが製品に表れており、ガッカリ。
昔と違い。売れるようになってからはコスパが悪くて買いません。
消費者を半分ナメてる印象あります。(2016/12/05 13:15)

「これ『で』いい」という割には高い価格設定かと思います。

昔はシンプルでコスパも高く結構好きだったんですが、ノーブランドというブランドと化してからは時々店舗に立ち寄っても購入にまで至ることはほとんど無いです。(2016/11/23 08:22)

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