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おもしろい時にどんどん働ける「働き方改革」を

デザイナー佐藤卓氏が語るほぼ日と糸井さん(前編)

2018年12月7日(金)

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 糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」は今年で20周年を迎えた。コンテンツや商品の幅を広げ、さまざまなイベントも開催している。またほぼ日は、2017年3月には東京証券取引所のジャスダック市場に上場した。

 ほぼ日を率いる糸井さんは、事業、人、組織、上場、社長業について何を考え、どのように向き合ってきたのか。糸井さんに語ってもらった内容を一冊にまとめたのが書籍『すいません、ほぼ日の経営。』だ。

 本書の中にある糸井さんの言葉には本質的な考えが数多く散りばめられており、働き方や会社のありようだけにはとどまらない示唆に満ちていた。本連載では、糸井さんやほぼ日を知る人に、『すいません、ほぼ日の経営。』をどう読んだのか、そして企業としてのほぼ日や経営者としての糸井さんをどう見ているのかを聞いた。

 連載第3回に登場するのはグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。明治おいしい牛乳、ニッカ・ピュアモルト、大正製薬のゼナ、ロッテのキシリトールなど、生活の身近にあるロングセラー商品をはじめ、さまざまなデザイン活動を続けている佐藤さん。実はほぼ日のロゴデザインをはじめ、手帳などの仕事も手掛けている。ほぼ日と糸井さんを長く見てきた佐藤さんはどのような印象を抱いているのか、話を聞いた。(今回はその前編)

 またツイッターなどのSNSで「#すいません経営」を付けて、本書の感想や印象に残ったフレーズをつぶやいていただければ、著者の川島さんと糸井さんにお届けします。詳しくは特設サイト「すいません、ほぼ日の経営。を読む」をご覧ください。

グラフィックデザイナーの佐藤卓氏(写真左、撮影/鈴木愛子)

糸井さんとのご縁が長いとうかがいました。

佐藤氏(以下、佐藤):昔から存じ上げてはいたのですが、本当の意味でお仕事をご一緒したのは、「GUEST&ME(ゲストアンドミー)」というブランドの開発とプロダクトデザインを通じてでした。糸井さんがコンセプトを作ったプロジェクトに、僕が参加したのです。

 シャンプーやコンディショナー、石けんといった類の商品は、どちらかというと店頭で目立つことが優先されます。そのため実際にお風呂場に置くと「えーっ!?」というものも多かったします。

 けれど「ゲストアンドミー」は、「売るためのデザイン」というよりも、「使うためのデザイン」という糸井さんの基本的な考えが、ちょうど僕の問題意識と重なって、とてもおもしろい仕事になりました。

 インターネットがまだ普及していない時でしたから、ドラッグストアやスーパーではない販路を探ろうというのも目的の一つでした。糸井さんは、時代をとらえる目がものすごく早いですね。

「ほぼ日手帳」のデザインにも関わっていますね。

佐藤:ゼロからではありませんが、ある日、糸井さんから「手帳をさらに良くしていくために、一緒に考えてもらえないでしょうか」とうれしいお話をいただいたのです。手帳のお仕事以外にも、対談をさせていただいたり、おしゃべりをしたり、何かと親しくさせていただいています。

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「おもしろい時にどんどん働ける「働き方改革」を」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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