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頼りになるはずの税理士が家族対立の原因に

一方に肩入れした挙句、起こした出来事

  • 江幡 吉昭

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2018年4月12日(木)

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 毎回数多くのコメントをいただきありがとうございます。「著者は相続人の一方に肩入れしているのではないか?」というご指摘をいただくことがありますが、私は「あくまで『争う族』を起こさないための対策を心がけるべき」と考えています。

 しかし、世の中には「専門家が一方に肩入れした結果、泥沼状態を引き起こした」ケースがあります。

争いはファミリーだけが原因になるわけではない。外部がきっかけになってトラブルが起きることも多い
  • ●登場人物
    • 父80歳(認知症により介護施設に入所中)
    • 母72歳
    • 長男50歳(無職)
    • 次男45歳(サラリーマン)
  • ●資産 大阪府内にアパート1棟、駐車場×2カ所、農地など多数の土地を持つ。ほかに現預金4000万円、有価証券1000万円

 今回は話題の家族信託をめぐる「争う族」です。

 家族信託の本来の目的は、信頼できる家族に自分の財産管理をお願いするというもの。もちろん、使い方によっては家族の財産を守るうえで、時代に合致したよい制度だと思います。

 家族信託では通常、親などから財産を託された家族が託した親の財産についての管理や処分を行います。ところがこのところ、家族信託を悪用するケースも出ています。

 大阪の高級住宅街に多数の土地を持つ地主ファミリー。父は認知症が進んでおり、介護施設に入所しています。母は元気。ファミリーには長男と次男がいます。長男は独身。定職に就かず、親が経営しているアパートで一人暮らしをしています。妻と子供がいるサラリーマンの次男は実家で母親と2世帯で暮らしています。

 両親はアパート経営や駐車場や土地の賃貸で生計を立ててきました。父が認知症で介護施設に入所して以降、母と次男が父の印鑑を管理していました。

 一方、不動産賃貸業の会計はずっと長男が行ってきました。長男は数字に強く、ほかに仕事もないためです。といっても不動産賃貸業の収入と支出をエクセルで入力するだけ。あとは会計顧問の税理士に月に1度来てもらい、決算は税理士にお願いしています。

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