• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

大相撲平幕優勝・栃ノ心を支えた信頼関係

親方のさじ加減で大怪我乗り越え耐え忍ぶ

2018年2月3日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 年末から続いていた大相撲のゴタゴタに、多くのファンがもううんざりしていたことだろう。横綱が騒動の責任を取って引退し、またケガをした力士の所在がつかめなかったり、その親方がかたくなに口を閉ざしてしまったりして、真相がまったく分からない。いったい何がどうなっているのか、いつまでたってもスッキリしない。

 そんな思いを、この人の優勝がすべて晴らしてくれたような快挙だった。ニコラス・ケイジ似のイケメン力士。ジョージア出身の栃ノ心(西前頭3枚目)が初場所で平幕優勝(14勝1敗)を果たした。

大相撲初場所で平幕優勝(14勝1敗)を果たしたジョージア出身の栃ノ心(西前頭3枚目)。(写真は2017年8月のKITTE場所でのもの=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 序盤は横綱・鶴竜と関脇・御嶽海の快進撃に隠れてさほど注目されていなかったが、結果的にはそれも良かったのだろう。それまで全勝だった御嶽海が8日目から5連敗を喫すると、鶴竜までが11日目からまさかの4連敗。栃ノ心は7日目に鶴竜に敗れたものの、それ以外の取り組みでは常に前に出る相撲で取りこぼすことがなかった。栃ノ心は、14日目に松鳳山に寄り切りで勝って、千秋楽を待たずに初優勝を決めた。

 優勝を機に詳報された彼のここまでの歩みは、多くのファンの祝福の気持ちをさらに熱くさせるものだった。

 12年前にジョージアから来日。持ち前の怪力と抜群の運動神経でスピード出世を果たしたものの、2013年の名古屋場所で右膝前十字じん帯と内側側副じん帯を断裂。2カ月の入院を余儀なくされ、4場所連続で休場した。なんとか土俵には戻ったが、筋肉は落ち、体には力が入らなかった。番付も西幕下55枚目まで急降下した。天国から地獄への大転落だった。

オススメ情報

「青島健太「スポーツ社会学」」のバックナンバー

一覧

「大相撲平幕優勝・栃ノ心を支えた信頼関係」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

縦割りでスキルを磨くだけでは足りなくなるはずです。

永田 高士 デロイトトーマツグループCEO(最高経営責任者)