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不調の本田圭佑に迫る日本代表・世代交代の荒波

不遇の状況における一流選手のメンタル管理とは?

2017年3月25日(土)

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 世の関心がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向いていた頃、気になる人物の興味深いコメントをスポーツ紙に見つけた。3月21日付けの日刊スポーツだ。サッカーファンは、野球がどれだけ盛り上がっていようが23日深夜のW杯予選・日本対UAEに注目していただろうが、その記事はこの試合に呼ばれた本田圭佑の心境を紹介していた。

3月23日深夜のサッカーW杯予選・日本対UAEでベンチスタート、後半に途中出場した本田圭佑。(写真=アフロ)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の試合で本田は期待と批判の両方の俎上(そじょう)に載せられていた。所属チームのイタリア・ACミランでは、ほとんど出場機会がなかったからだ。今シーズン先発で出場したのは1試合だけ。途中出場でさえ5試合。あとは20試合以上まったく出番がなかったのだ。

 そんな本田が何を考えているのか。どんな気持ちで代表に合流するのか。記事は、そんな本田を直撃して聞いた代表への思いだった。記者が「代表への思いは、一切変わっていないのか」と尋ねると、本田の揺るぎない信念が、その質問を一刀両断に切りつける。

 「『一切変わっていないのか?』という質問がおかしい。代表への思いは、変わりようがない。自分が日本人である以上は」

 ためらうことなく、また臆することなく代表への変わらない気持ちをぶつける本田が気持ちよかった。そう、サッカー選手にとって日本代表とはそういうものなのだ。あの、「カズ」こと三浦知良ですら50歳になった今でも代表に呼ばれることを夢見ている。

 そして本田は、自身に向けられている批判に対してこう答えている。

 「クラブで(試合に)出ていない人間が代表に選ばれるのはどうかという意見は理解できる。(中略)皆さんに、好きにものを言わせているというのは、俺の不始末だと思う」

 本田は、自分の置かれた状況を冷静に見つめていた。スポーツを問わず、国の如何にかかわらず、「同じ立場の選手が代表に招集されれば同様の批判が起こるだろう…」と言っている。問題を解決する手段は、ちゃんと活躍して結果を出すこと以外にないと言い切っている。

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「不調の本田圭佑に迫る日本代表・世代交代の荒波」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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