• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

日大アメフト部の蛮行、スポーツへの背信行為だ

対戦相手にリスペクトなし、悲しすぎる

2018年5月19日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

日大(赤)による関西学院大(青)に対する言語道断のラフプレーがあった5月6日のアメフト試合。写真はラフプレーとは異なる場面(写真:朝日新聞社)

 スポーツ界にとって、万死に値する「愚行」「蛮行」と言わざるを得ない。

 日本大学アメリカンフットボール部の悪質なタックルについてだ。ネット上での動画だけでなく、テレビのニュースでもそのプレー映像は何度も流れた。

 5月6日に行われた日大対関西学院大との定期戦(オープン戦)でのラフプレー。関学大の2年生QB(クオータバック)が味方選手にパスを投げて自軍のプレー動向を見ていると、まったく無防備なそのQBに日大のDL(ディフェンスライン)の選手が後ろからタックルを仕掛けたのだ。

 それは、レイトヒット(プレーが終わっている選手へのタックル)と呼べる範疇の反則ではない。関学大QBは、完全に自分のプレーを終えて、すでに2秒ほど経っているのだ。一連の流れの中で、どうしても止まることができずに当たっていくのならまだ分かるが、自分のプレーが終わってその後の展開を無防備に眺めている選手に、しかも後ろからハードタックルを仕掛けている。

 これはもはやスポーツとは言えない。

 先のタックルを受けたQBは足と腰を負傷してゲーム開始早々に交代した。しかも日大の同選手は、このプレーのすぐ直後にも、交代出場した関学大QBに同じようなハードタックルを仕掛け、再びラフプレーの反則を犯している。

 ところがまだ続きがある。反則の質は違うが、上記2回の反則のこれまたすぐ後に、同選手は相手TE(タイトエンド)のプレーが気に入らなかったのかヘルメットをはたくなどのラフプレーを繰り返し、3度目の反則でついに退場処分となった。

 アメリカンフットボールファンには、注目の対戦だ。去年の甲子園ボウル(大学選手権決勝)でこの両校は対戦している。この時には、日大が「23対17」で逆転勝ちを収めているが、今回は「21対14」で関学大が勝っている。この時期の試合は、相手チームの仕上がりを見ると同時に、自軍の若手の台頭を促す機会にもなっている。それだけにオープン戦とはいえ重要な試合であるのは確かだが、こんなバカげたことが行われるとは思わなかった。

 ラフプレーが横行した試合後、日大の内田正人監督はこんなコメントを残している。

オススメ情報

「青島健太「スポーツ社会学」」のバックナンバー

一覧

「日大アメフト部の蛮行、スポーツへの背信行為だ」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

不満や不安を明確にすると、 解決案を見つけやすくなる。

ジェレミー・ハンター 米国クレアモント大学経営大学院准教授