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W杯出場の日本サッカー、若手起用の強みとは?

20代前半の選手が活躍、香川・本田は控えに

2017年9月9日(土)

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 日本対オーストラリアのサッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選(8月31日、埼玉スタジアム)。前半38分。左サイドを駆け上がった長友佑都(インテル・ミラン)からクロス(サイドから中央に蹴り込むセンターリング)が入る。危機を察知したオーストラリアのデフェンダーたちは、ゴール前のニア(近いサイド)に集結した。長身を生かして早めにセンターリングをカットしようとしたのだろう。

 しかし、長友のボールは高く深く入り、相手ディフェンス陣を飛び越えて裏で待つ浅野拓磨(シュツットガルト)の足元に落ちていく。フリーでボールを受けた浅野は、これをダイレクトにボレー。落ち着いて流し込んで日本代表が貴重な先制点を奪った。

日本対オーストラリアのサッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選(8月31日、埼玉スタジアム)。長友のセンターリングを受けた浅野が先制のゴールを決めた。(JFA/アフロ)

 長友は、そのプレーを狙っていた。「ニアを飛び越え、CB(センターバック)の裏に届けば何かが起こると思っていた」。

 裏へ詰めた浅野もイメージ通りのプレーだった。「左サイドにボールが来ている時は相手選手の裏へ抜け出すのを常に狙っていた。(長友から)最高のクロスが来たから、慌てて脚を振ろうとせずに…」

 1対0で迎えた後半。日本同様に勝てばW杯出場が決まるオーストラリアは、細かいパスをつないで猛攻を仕掛けてくる。それまで日本を苦しませてきたオーストラリアのストロングスタイル、ロングボールと空中戦を封印してくれたこともラッキーだった。たとえ体格で相手が上回っても、豊富な運動量で相手を追い駆け回せばその攻撃をある程度はつぶせるからだ。

 日本はこれまでのW杯予選でオーストラリアに勝ったことがない。追加点がなかなか取れない日本。

 ここから同点?
 逆転?
 嫌なジンクスが忍び寄ってくる。

 そんな心配を吹き飛ばしたのは、MF(中盤)で起用されていた井手口陽介(ガンバ大阪)だった。82分、原口元気(ヘルタ)からのパスを受けた井手口は、左サイドからドリブルで持ち込んで相手デフェンダーをかわす。密集の中でそのまま誰かにパスを出すのかと思った瞬間、一瞬のスペースを見逃さず自らシュートを放つ。これがゴール右隅に豪快に決まって日本待望の追加点が入った。

 日本はこのリードを守り切って2対0で勝利する。オーストラリアに対する初めての勝利は、W杯出場を決める劇的な試合になった。

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「W杯出場の日本サッカー、若手起用の強みとは?」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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