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広島カープの優勝を支えた若手選手の主役意識

4番・鈴木はけがを猛省、優勝旅行には不参加

2017年9月25日(月)

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 甲子園球場。選手たちに持ち上げられた広島・緒方孝市監督の身体が11回宙を舞う。レフトスタンドに陣取ったカープファンの拍手と喝采が鳴りやまない。

 9月18日、首位の広島が2位阪神に勝って、2年連続の優勝を決めた瞬間だ。

 長いシーズンを戦ってきて、ついに迎えた歓喜の瞬間。すべての苦労が報われる。優勝の胴上げは、どこのチームを見てもいいものだ。

 広島の連覇は、恐らく成すべくして成した優勝。最も優勝に近いチームが、自分たちの力を遺憾なく発揮して、予想通りの活躍を見せた戦いぶりだったと言えるだろう。

プロ野球セ・リーグの広島東洋カープ、37年ぶりのリーグ連覇を伝えるスポーツ新聞。(Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 大黒柱の黒田博樹がチームを去ったものの、若い投手がその穴を十分に埋めた。野村祐輔、岡田明丈、大瀬良大地、薮田和樹、今村猛、中﨑翔太。

 新井貴浩の「フォア・ザ・チーム」のプレースタイルを田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の1番、2番、3番が攻守で見事に表現した。

 開幕当初は脇役と思われていた松山竜平、安部友裕、西川龍馬らが堂々とレギュラーを押しのけて暴れまくった。

 ジョンソン、ジャクソン、エルドレッド、バティスタらの外国人選手も攻守に手を抜かない広島の野球を理解し、最後までスキのないプレーを見せた。

 こうした実力派の選手たちが束になって襲いかかっていくのだから、広島の強さはコンスタントなものだった。9月18日現在、41回の逆転勝ちは最後まであきらめない広島の戦いぶりを何より象徴している数字と言えるだろう。

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「広島カープの優勝を支えた若手選手の主役意識」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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