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MLBでの差別行為を救ったダルビッシュの言葉

コミッショナーが絶賛、世界に高邁な精神示す

2017年11月4日(土)

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 アメリカではロサンゼルス・ドジャーズとヒューストン・アストロズがワールドシリーズを戦い、日本では福岡ソフトバンク・ホークスと横浜DeNA・ベイスターズが日本シリーズの熱戦を繰り広げている。加えて言えば、神宮球場では東京六大学野球も優勝がかかる早慶戦を迎えていた。

 野球界にとっては日米ともに、まさに「佳境」というタイミングで嫌な出来事が起こった。六大学やプロ野球でプレーした経験のある当方にとっても、できれば触れたくないような話題だが、これをきちんと報じなければダルビッシュ有投手の寛容な対応を生かせないことになると思った。本当は避けて通りたい話だが、グローバル化が進む現代においても、スポーツ選手だけでなく日本人である私たち誰にでも起こり得るケースだと思い、取り上げることにした。

ワールドシリーズ第3戦(日本時間10月28日)。ドジャーズのダルビッシュ投手からアストロズのグリエル選手がホームランを放つ。問題の差別行為はその直後に起こった。(写真:アフロ)

 ワールドシリーズ第3戦(日本時間10月28日)。ドジャーズの先発は、ダルビッシュだった。

 敵地ヒューストンでのゲーム。言うまでもなく完璧なアウェイである。何をやってもドジャーズに拍手が起こることはない。それに引き換え、アストロズの打者がきわどいボールを見極めても、投手がストライクを1球投げるだけでも大きな歓声が沸き起こっていた。つまりアストロズの選手が何をやっても歓迎される、応援されるような雰囲気が漂っていたことは確かだった。

 しかし、どんなことがあってもそれだけは許されない行為だった。2回裏アストロズの先頭バッターは、横浜でもプレーした5番ユリエスキ・グリエル選手。

 ダルビッシュは、そのグリエルにレフトスタンドへのソロホームランを打たれる。先制点に盛り上がるスタンドのファンとベンチの面々。ここまでは良かった。しかし、あろうことかホームランを打ってダッグアウトに戻ってきたグリエルは、マウンド上のダルビッシュに向かって両手で目じりを引き上げ、アジア人を差別するようなポーズをとったのだ。そしてスペイン語で同種の言葉を口にした。そのシーンはテレビ中継でも映されていた。

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「MLBでの差別行為を救ったダルビッシュの言葉」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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