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今どき配信で謎が深まった続編ツイン・ピークス

視聴は便利に、視聴率はシビアに変貌

2017年8月22日(火)

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 チェリーパイ、ダイアン、魚味のコーヒー、デニスとデニース、盆栽の贈り物…などなど。これらのキーワード、聞き覚えはないだろうか。1990年の初めにアメリカのテレビドラマシリーズとして製作され、世界中を混乱の渦に…いや世界中の視聴者を引きつけた「ツイン・ピークス」だ。

チェリーパイ、ダイアン、魚味のコーヒーなど。これらのキーワードで1990年代に大ヒットした「ツイン・ピークス」。続編の見どころとは?(©markstout-123RF)

 「訳が分からないもの」の代名詞、現代アートから影響を受けているデビッド・リンチの監督作品で、ドラマの訳の分からなさも現代アート以上。にもかかわらず日本では、海外ドラマブームの先駆け的存在の作品となった。

 当時は自分も、あまりの訳の分からなさゆえ、「さっきのあのシーンの意味をおせーて」と混乱したまま毎夜近くのレンタルビデオ店に走り、30話を約半月で見倒した記憶がある。その「ツイン・ピークス」の続編が米国で完成し、7月から日本でも「ツイン・ピークス The Return」というタイトルで、WOWOWでのオンエアが始まった。

 まあ、続編っていっても、25年ぶりっていう気の長い続編だし。これを楽しむにはけっこうな準備も必要だ。自分の場合、25年前にほぼリアルタイムで見たきり、その後は一度も見直していない旧シリーズ30話をおさらいすることになった。

 しかし、人の記憶というのは、ほんと当てにならないもので。年を取ると、「昔のことだけはよく覚えている」と言う人がいるが、25年も昔のドラマなのに、人の名前やら、ストーリー展開やら、印象的なシーンやら、自分がうっすら覚えていたのはたぶん全体の2~3パーセント程度。あんなに熱狂して見ていたのに、劇中で事件などが起こるたび、「うそー!」といちいち新鮮に驚くことができる。

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「今どき配信で謎が深まった続編ツイン・ピークス」の著者

福光 恵

福光 恵(ふくみつ・めぐみ)

ライター

美術業界を経て、1990年代からフリーライター。日本経済新聞土曜朝刊プラスワン「コトバ百貨店」、日経BPネット「トレンド・リテラシー講座」などの連載がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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太田 大州 富士通シニアエバンジェリスト