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肉肉しいのに佃煮感覚?台湾の「魯肉飯」

水餃子とともに

2018年3月24日(土)

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「鬍鬚張魯肉飯が届いた!」

 小包を手に小躍りする私。「鬍鬚張魯肉飯」とは台湾で50店舗以上を展開する魯肉飯(ルーロウファン)専門店のこと。かつては渋谷や六本木にも店を出していたので、ご存知の方も多いだろう。しかし、日本語で「ひげちょうるうろうはん」と読むこのお店、最近はめっきり見かけなくなった。

 日本から撤退してしまったのかなあ。そう思っていたところ石川県に2店舗だけあることを知り、なおかつレトルトパックを通信販売していたので嬉しくなって取り寄せたのである。

 魯肉飯を一言でいうなら「肉そぼろごはん」というところだろうか。レトルトパックを開けると醤油の甘い香りがふわりと漂い、コラーゲンたっぷりの汁があふれでる。台湾醤油をベースとしたタレで煮込んだ細切れの豚肉が熱々のごはんと絡み合う、このこってり感。これだこれだと、あっという間に丼一杯のごはんを平らげてしまった。

 久々の味に満足したところでふと思う。魯肉飯は「ひげちょう」のような専門店だけでなく、どの食堂でも見かけるローカルフード。台湾の人々のソウルフードだともいわれるが、実際はどうなのだろうか。そこで私は、東京・笹塚で台湾の商品を専門に扱う「台灣物産館 笹塚本店」に向かった。イートインコーナーで魯肉飯が食べられるというので、ひげちょうと食べ比べてみようと思ったわけだ。

「台湾では丼で魯肉飯を食べたりはしませんよ」

 そう言って笑うのは、台灣物産館を運営する池栄青果の朱亭錚(シュ・ティンチェン)さん。つい牛丼と同じ感覚で食べてしまったが、お茶碗サイズが一般的で野菜炒めなどのおかず2~3品と一緒に食べるものだという。

鬍鬚張魯肉飯のレトルト(通販で購入できるのは具のみ。タクアンとごはんは自前)。台湾の食堂で食べる魯肉飯は25~30元程度だという(1元=約3.63円。2017年1月26日現在)

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「肉肉しいのに佃煮感覚?台湾の「魯肉飯」」の著者

中川 明紀

中川 明紀(なかがわ・あき)

ライター

講談社で書籍、隔月誌、週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動をスタート。インタビュー記事を中心に、雑誌や電子出版物で活躍している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官