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「分別いらず」で海洋プラスチック問題を解決

日本を社会課題解決の「ショーケース」に

  • 半澤 智

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[1/4ページ]

2018年11月22日(木)

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 都市から排出される「ごみ」を丸ごと資源に変える。そんな「都市油田」が現実になろうとしている。積水化学工業は、都市の家庭ごみや産業廃棄物を分別せずに丸ごとエタノールに変える技術を開発した。埼玉県寄居町にあるごみ処理施設内にパイロットプラントを建設し、3年間の開発期間を経て、一般廃棄物と産業廃棄物として収集したごみからエタノールを製造している。

 目指すのは、化石資源に頼らない「究極の資源循環社会」の実現だ。日本で廃棄される可燃性のごみは年間約6000万tで、エネルギー換算すると約200兆kcalに相当する。一方、プラスチックとして利用される化石資源は年間約3000万tで、約150兆kcal。ごみを燃料に使い回せば、石油を輸入しなくてもプラスチック需要を満たすことができる。石油から精製するエタノールと比べても、十分にコスト競争力があるという。

積水化学工業のパイロットプラント(右)。家庭用のごみ(左上)を丸ごとガス化してエタノールを生成する(左下)

ガスと微生物を操る

 プラスチックのリサイクルには「分別」が常識だ。しかし、日常生活で使うあらゆる物に含まれているプラスチックをすべて分別するのは不可能である。ごみの成分は雑多で日によって変動も大きく、これがリサイクルの「壁」となっている。世界で問題となっている「海洋プラスチック問題」は、分別回収されなかったプラスチックの流出が原因である。

 積水化学工業の新技術で扱うごみは、レジ袋やペットボトルなどのプラスチックを含んでいても構わない。回収して処理さえできればエタノールに再生できる。これまでの常識を覆す「分別いらず」の技術が、世界のプラスチック問題を解決できる可能性を秘めている。

 なぜこうしたことができるのか。ごみをガス化してエタノール原料を収集する「ガス化技術」と、エタノールを生成する微生物を制御する「微生物触媒技術」に秘密がある。

コメント8件コメント/レビュー

二重のフェイクで構成された悪質な話だ。

第一に、今の時代に環境中のプラスチックが問題だというフェイク・ジャーナリズムに、わかって手を染めるタチの悪さを感じる。

40年ほど前から自然界に残るプラスチックが環境を汚すのではないかと危惧された。
その対策として「自然環境で分解するプラスチック」の研究が大規模に行われた。
しかし、その後、プラスチックが自然界で生物に被害がない程度で比較的容易に分解することが分かった。
(むしろ、プラスチック自体より分解生成物の方が危険なことが多く、短期間で分解しない方が良いことも分かっている)
その結果、分解するプラスチックの研究は中断された。
このことはプラスチック関係者なら誰でも知っている。

そもそも日本はプラスチックに限らずごみの海洋投棄をしていない。
日本沿岸のプラスチックごみは殆ど中国から流れ着いたものだ。
中国に海洋投棄をやめさせれば良いだけの話でしかない。

第二は、プラスチックは経済的にリサイクルする事はできない。
あくまで分別せずにごみと回収し、他のごみと一緒に焼却する事が最も経済的であり、かつ、最も環境負荷の小さい方法なことも明らか。
分別回収そのものに費やされるガソリン等の石油、回収後の再分別・洗浄・化学処理に費やされる資源・エネルギーは、石油から新しいプラスチックを作るより10倍以上の浪費だ。
環境省は環境NGO・NPOと結託して、全て分かっていながら税金を投入して国民には分からないように、あたかもプラスチックが再生資源として意味があるかのように取り繕って来た。

流通は国として規制等を通じた天下り要素が大きく官僚個人の生涯収入に寄与するので既に完璧な税金投入システムが構築されている。再利用は、主に企業への補助金で、官僚個人の懐と無関係なので財務省の顔色を伺いながら部分的に進められている。
世界で日本だけの話だが、プラスチックは「分別回収されただけ」でリサイクルされた事になるのを国民の多くは知らない。
殆どのプラスチックはその後、工場などで燃やされるだけだ。工場などに運ばれる所までのコストは税金なので企業にとってはほかの燃料より安価だから、国民の税金を燃やしているようなもの。

早く国民がフワッとした「もったいない」の呪縛から解放される様、マトモなジャーナリストが現れてほしいものだ。(2018/11/25 07:46)

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いただいたコメント

二重のフェイクで構成された悪質な話だ。

第一に、今の時代に環境中のプラスチックが問題だというフェイク・ジャーナリズムに、わかって手を染めるタチの悪さを感じる。

40年ほど前から自然界に残るプラスチックが環境を汚すのではないかと危惧された。
その対策として「自然環境で分解するプラスチック」の研究が大規模に行われた。
しかし、その後、プラスチックが自然界で生物に被害がない程度で比較的容易に分解することが分かった。
(むしろ、プラスチック自体より分解生成物の方が危険なことが多く、短期間で分解しない方が良いことも分かっている)
その結果、分解するプラスチックの研究は中断された。
このことはプラスチック関係者なら誰でも知っている。

そもそも日本はプラスチックに限らずごみの海洋投棄をしていない。
日本沿岸のプラスチックごみは殆ど中国から流れ着いたものだ。
中国に海洋投棄をやめさせれば良いだけの話でしかない。

第二は、プラスチックは経済的にリサイクルする事はできない。
あくまで分別せずにごみと回収し、他のごみと一緒に焼却する事が最も経済的であり、かつ、最も環境負荷の小さい方法なことも明らか。
分別回収そのものに費やされるガソリン等の石油、回収後の再分別・洗浄・化学処理に費やされる資源・エネルギーは、石油から新しいプラスチックを作るより10倍以上の浪費だ。
環境省は環境NGO・NPOと結託して、全て分かっていながら税金を投入して国民には分からないように、あたかもプラスチックが再生資源として意味があるかのように取り繕って来た。

流通は国として規制等を通じた天下り要素が大きく官僚個人の生涯収入に寄与するので既に完璧な税金投入システムが構築されている。再利用は、主に企業への補助金で、官僚個人の懐と無関係なので財務省の顔色を伺いながら部分的に進められている。
世界で日本だけの話だが、プラスチックは「分別回収されただけ」でリサイクルされた事になるのを国民の多くは知らない。
殆どのプラスチックはその後、工場などで燃やされるだけだ。工場などに運ばれる所までのコストは税金なので企業にとってはほかの燃料より安価だから、国民の税金を燃やしているようなもの。

早く国民がフワッとした「もったいない」の呪縛から解放される様、マトモなジャーナリストが現れてほしいものだ。(2018/11/25 07:46)

こんな技術が広まるとあっちゃぁ、石油メジャーが黙っちゃいないよ。
技術者の方々、暗い夜道は気をつけましょうね。(2018/11/22 17:01)

日本は世界でも珍しいレベルのゴミ分別収拾の出来ている国だ。ドイツも世界トップレベルと聞いているが、米国などではゴミは全て1つの大きな入れ物に出して回収される。一般家庭では子供が入れるくらいの大きな蓋付きポリバケツ、団地などでは映画によく登場する大人が2,3人は楽に入れる鋼鉄製のゴミ箱で、収拾車はフックでゴミ箱を引っ掛けてゴロッと逆さまにしてゴミを車に放り込む。記事の技術は米国のような、その他大勢の『ゴミ一括輩出』の国に非常に向いている。日本のゴミ焼却場では『燃えるゴミ』だけを燃やすので、プラスチック類は少ない。世界相手に売り込むつもりなら、日本の『ゴミミックス』に拘り過ぎないことが肝要だ。個人的にはこの技術が十分採算に合い、成功することを念じている。(2018/11/22 13:00)

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