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期日直前まで仕事をダラダラやる癖は直らない

現実逃避も役に立つ。性格だと割り切り遊びに行け

2018年1月10日(水)

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 ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は44歳の女性から。面倒な仕事は常に後回し。それでも、最後は帳尻を合わせてきました。そんなだらしない悪癖を直したいという悩みに、上田さんは「諦めろ」と一刀両断。

悩み: 44歳の女性(会社員)です。これまで、面倒な仕事、嫌な仕事を後回しにして生きてきました。歳をとるにつれて、その傾向が顕著になり、いつか、重要な仕事の期日を堂々と破ってしまうようになるのではないかと、不安です。この癖、どのように直してたらよいでしょうか。

歳をとるにつれて、面倒なことや嫌なことを後回しにしてしまう癖が顕著になってきました。今始めれば今日中に終わるはずのことでも後回しにして、どうでもいい、ささいな仕事を優先させてしまいます。その結果、肝心のタスクは期限前日にドタバタで手を付ける、というようなことを繰り返しています。

「procrastinator」(やるべき仕事をぐずぐずと後回しにする人のこと)という単語があると知ったときは、「私のことだ!」と驚きました。世の中に似た性向の人は多数存在しているようですが、なぜ、計画的に物事を進められないのかと、我がことながら悲しくなります。

ひどいときには、提案書作成のために週末出勤したのに、全然作業をせずネットニュースを見て時間をつぶしたりしてしまったこともあります。提案書は月曜日に深夜まで残業して完了させました。もはや、自分で自分が理解できません。

今のところ、期限に間に合うぎりぎりのところで重い腰が上がるので、なんとか期限を守れていますし、この怠け癖は周囲にはばれていないようです。しかし、いずれ堂々と約束を破るようになってしまうのではないかという心配もあります。なんとか自分自身をコントロールして、時間を効率的に使える方法はないでしょうか?

(44歳 女性 会社員)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役を退任。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

大竹剛(日経ビジネス 編集):遅ればせながら、あけましておめでとうございます。2018年最初の質問は、正月気分が抜けなくてダラダラと仕事をしている人にも、参考になりそうな悩みですね。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

 確かに、年始にふさわしい質問だね。こういう人は、多いのではないかな。

大竹:この方は、いずれ堂々と約束の期日を破るようになるのではないかと、恐怖感すら覚えています。なかなか、筋金入りのダラダラ人間のようです。

上田:意外とこういう人は結構多いよ。身近にいるからよく分かる。

大竹:奥様がそうだとか?

上田:いや、女房からしたら僕のほうがよほどだらしがない人間に見えるでしょう。朝は自分では起きないしね。誰かに急かされないと、動かない。だけど、誰しも思い当たるふしはあるんじゃない?

 月曜日が締め切りの仕事があったとして、その前の週の水曜日くらいから取り掛かろうと考えていても、いざ、水曜日になると、「もういいや、明日にしよう」って後回しにしてしまう。それで、翌日になったら、「いやー、来週の月曜日だから、まだ時間はある」といってやらない。さすがに金曜日くらいになると焦ってくるんだけど、いや、だけど月曜日なら土日もあるぞと。それで、週末にやることにするんだけど、土日はまた遊びに行っちゃうんだよ。

大竹:大きな仕事を後回しにして、目の前のささいなことを先にやっちゃうんですよね。

上田:そうそう。みんな、そういうことを経験しているから、そういう癖を直したいと思って、「今回こそは早めに取りかかろう」とか考えるんだ。だけど、それで成功した人はいますか?無理でしょう。こういう人は、誰かに「それはいかん」だとか「直せ」だとか言われたって、直りません。自分で変わろうとしたって、もっと難しい。一生、そういう癖は変わらないんだよ。

 ただ、それでも世話はない、大丈夫だと自信を持ってください。こういうパターンで生きてこられたあなたは、これまで期限内にそれなりに仕事を完了させてきたんですから。こういう人は、そういうリズム感の人なんだよ。それを悩み始めたら、全部自分を否定していかなきゃいけない。

 まあ、それも一つの個性なんだな。そんな個性を自分で否定して、事前準備から何からぴしっとやれる人間に、明日からなれるかというと、無理、無理。

 もはやその人は、そういうふうにプログラムされているマシンなんだよ。

コメント17件コメント/レビュー

【編集・大竹】

>編集さんがコメント欄に降臨するとは、面白い試みですね。是非続けて欲しいです。

ありがとうございます。皆さんのご意見をぜひ、お聞かせください。


>水中でも書けるホワイトボードを購入して大活躍しています。

確かに、ダラダラ、リラックスしている時にアイデアが思い浮かぶというのは、よくあることですね。私もスマホをメモ代わりに活用することもありますが、水中でも書けるホワイトボードを風呂で使ったことはありませんでした。(2018/01/11 19:53)

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「期日直前まで仕事をダラダラやる癖は直らない」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

【編集・大竹】

>編集さんがコメント欄に降臨するとは、面白い試みですね。是非続けて欲しいです。

ありがとうございます。皆さんのご意見をぜひ、お聞かせください。


>水中でも書けるホワイトボードを購入して大活躍しています。

確かに、ダラダラ、リラックスしている時にアイデアが思い浮かぶというのは、よくあることですね。私もスマホをメモ代わりに活用することもありますが、水中でも書けるホワイトボードを風呂で使ったことはありませんでした。(2018/01/11 19:53)

編集さんがコメント欄に降臨するとは、面白い試みですね。是非続けて欲しいです。

>「ダラダラしないよう、こんな対策をしている」
月並みですが、オフィシャルな納期とプライベートな納期を分けて事前に設定する事でしょうか?
プロトタイプを作って期日の前までに関係者と共有・手直しする、というタスクを必ず設定します。
ダラダラしない訳では無いですが、オフィシャルな納期に間に合わないなんて事態には遭遇した事が無いです。

>管理者はprocrastinatorに対して余裕を持って締め切りを設定する
こちらの考え方に通じる物があるかもしれません。


あとは、上田さんの言葉でさらっと書かれていますが、
以下の2点はかなりポイントなんじゃないかと。

>「一応、思いついた要旨やポイントは事前にメモをしておいたりする」
助走期間の成果が頭の中にしかないのではなく、殴り書きのメモでもアウトプットがあると全然違いますよね。
私の場合、助走期間のアイデアは風呂に入っている時に形になる事が多く、水中でも書けるホワイトボードを購入して大活躍しています。

>「で、気が付くと「あなた」と女房に起こされる」
単身者が2時間仮眠なんて試みたら、寝過ごして大惨事になる可能性が高いです。
しっかり者の相方に手綱を握ってもらう、というのも一つの解決策なのかもしれません。(2018/01/11 16:24)

管理職の立場ですが、ダイバーシティの観点から素晴らしい回答だと感じました。
まあ、自身が質問者と同じ、追い込み脚質というのもありますが。(笑)

ただ、追い込み脚質の欠点として、納期が繰り上がったときに致命傷になるケースがある、というのがあります。
例えば、来週納期の資料が今日必要になった、7割の出来でよいので今すぐ出して・・・何もできていません・・・みたいなパターン。
なんぼ追い込み脚質といっても、納期ギリギリまで成果ゼロは良くないですよね。反省。。。(2018/01/11 12:46)

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