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「不可能だ」と思うと本当に仕事ができなくなる

上司の理不尽を非難する前に、本当に力を出し切ったのか

2018年1月17日(水)

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ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は42歳の男性から。担当させられるプロジェクトは人員が足りず、期日も非現実的。失敗すると責任は自分にあると言われ、中間管理職として苦しい立場に追い込まれています。上田さんは、「本当に自分には非がないのか」と問いかけます。

悩み: 現在42歳、電機メーカーの技術系中間管理職です。上司の言いなりで達成不可能なプロジェクトを担当させられ、失敗したら私の責任だと言われます。中間管理職とは、どんな状況でも、与えられた裁量の中で成果を出さなければならないのでしょうか。

 現在42歳、電機メーカーの技術系中間管理職です。私の悩みは、担当するプロジェクトに対して全く裁量が与えられないことです。

 あるプロジェクトのとりまとめを担当しているのですが、プロジェクトの内容に対して納期や人員構成、仕事の進め方を、私の上長があらかじめ取り決めた状態でプロジェクトを渡されます。私がその内容を確認すると、とても実現不可能な納期や人員(ひどい時は新入社員や配属されて間もない派遣社員のみの場合もある)でプロジェクトを完遂しろと言ってきます。

 私も上長に食い下がって、納期の延長や、経験のあるメンバーを加えて欲しいと頼みますが、なしのつぶてです。そうは言っても、プロジェクトは進めないといけないのでその状態でがむしゃらに働くのですが、当然プロジェクトはうまく進まず、途中で頓挫してしまいます。

 そこで初めて上長が対策(納期は延期できないのでメンバー増員)をとるのですが、その度に「お前は何をやっている」と責められます。プロジェクトの始めに進言しているのにも関わらず自分が責められ、最近は仕事の情熱を失い始めている状態です。やはり中間管理職はどのような状況でも、与えられた裁量で成果を出さなければならないのでしょうか?

(42歳 男性 会社員)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役を退任。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

大竹剛(日経ビジネス 編集): 今回は42歳、男性会社員からです。これまでも、こうした悩みは何度か寄せられていますね。裁量が与えられず、にもかかわらず失敗した時の責任は押し付けられる・・・・・・。この方の場合は、例えばプロジェクトの人数が足りないと言っても聞き入れられず、結果的にできないと、「お前が悪い」と叱責される。そんな悩みです。中間管理職というのは、多かれ少なかれ、このようなものなのでしょうかと、半ばあきらめ気味。最近は仕事の情熱も失いかけているというから、まずい状況です。ここはひとつ、上田さんのアドバイスで、前向きな気持ちを取り戻していただきたいです。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):これはやっぱり、見方の問題だな。この男性と上長。それぞれ、プロジェクトに対する見方が違うんだよ。

 おそらく、この上長も最初から、プロジェクトを失敗させるために、必要な人数を割り当てないなんてことは、していないはず。失敗したら、この上長が最終的に責任を取らされるわけだから。プロジェクトに携わるスタッフの人数や期間について、「これではできない」と分かっていて、そのようなことを言うはずないんだよ。できると思って陣容、プロジェクトの内容、これを決めているわけだよね。

 ところが、現場でプロジェクトを担当させられたこの方は、この陣容でこの期間ではプロジェクトを成功させることは難しいと思っている。

大竹:そうですね。

コメント11件コメント/レビュー

現場での下積みを経て、十分な職務知識がある者が管理職についているという前提ありきの解答という印象で、少し前時代的に感じました。

現在では、必ずしも十分な職務知識を持っているから管理職になれるというわけではありません。
日本の人事評価の曖昧さや理不尽さは言うまでもなく周知の事実です。
また、末端の仕事をするのはあくまで現場の人間であり、管理職ではありません。
実際に処理できるペースを把握できていないのにも関わらず、コスト面から人員の配置数を決めるようなケースはいくらでもあります。

「プロジェクトの内容に対して納期や人員構成、仕事の進め方を、私の上長があらかじめ取り決めた状態でプロジェクトを渡されます」という前提です。
主要な項目のどこにも相談者の裁量権がない以上、精神論でとにかく頑張れと言う他ない単なる無茶ぶりに過ぎません。

自身を省みてみようという主旨と、その上での対応策として更に上の上司や配置転換をお願いするという提案は良いと思いますが、目線の基本位置が管理職寄りなのが残念です。(2018/01/24 14:34)

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「「不可能だ」と思うと本当に仕事ができなくなる」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

現場での下積みを経て、十分な職務知識がある者が管理職についているという前提ありきの解答という印象で、少し前時代的に感じました。

現在では、必ずしも十分な職務知識を持っているから管理職になれるというわけではありません。
日本の人事評価の曖昧さや理不尽さは言うまでもなく周知の事実です。
また、末端の仕事をするのはあくまで現場の人間であり、管理職ではありません。
実際に処理できるペースを把握できていないのにも関わらず、コスト面から人員の配置数を決めるようなケースはいくらでもあります。

「プロジェクトの内容に対して納期や人員構成、仕事の進め方を、私の上長があらかじめ取り決めた状態でプロジェクトを渡されます」という前提です。
主要な項目のどこにも相談者の裁量権がない以上、精神論でとにかく頑張れと言う他ない単なる無茶ぶりに過ぎません。

自身を省みてみようという主旨と、その上での対応策として更に上の上司や配置転換をお願いするという提案は良いと思いますが、目線の基本位置が管理職寄りなのが残念です。(2018/01/24 14:34)

>ぜひ、「無茶ぶり」の事例をシェアしてください。
>管理職のレベルが昔と比べてどのように下がっているのか、またそうした状況をどう変えていったらいいのか、ご意見をいただけると幸いです。

こういう言い回し、「ソースも提示しないで大袈裟に言ってるだけだろ」「改善策も提案しないで文句ばかり垂れているから無能なんだよ」との上から目線と受け止められ兼ねませんのでもう少し工夫した方が宜しいのでは。(2018/01/19 09:18)

【編集・大竹】今回も、たくさんのご意見を寄せてくださり、ありがとうございます。

>この人員では無理と相談しているのに頭ごなしに文句言わずやれでは誰だって思うところはあるでしょう

>確かにやるべき事をやってない部下も居るが、それと同じ位の割合で上は無理な命令を出してるように思う

手厳しいご意見、ありがとうございます。確かに、「無茶ぶり」と思う指示が上司から降ってくることはよくありますよね。ぜひ、「無茶ぶり」の事例をシェアしてください。「相談者を否定したように見えた回答」とお感じになったというご意見も、上田さんに伝えます。

上田さんの意図したところは、過去の回答でもそうでしたが、自分自身が反省することで、違う世界が見えてくるかもしれない、という相談者へのエールだと思います。上田さんも、上司の方に問題があるのなら、その現状を会社に訴えることを否定していません。むしろ、そうすることで組織が良くなることも期待しています。

>おそらく上田さんの時代と今は異なっていると思います。言わんとしていることは、管理職のレベルが相当下がっている

参考になります。管理職のレベルが昔と比べてどのように下がっているのか、またそうした状況をどう変えていったらいいのか、ご意見をいただけると幸いです。(2018/01/18 22:02)

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