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「出世」を目指したら「負のオーラ」が出る

子育てによる働き方の変化は「マイナス」ではない

2018年1月24日(水)

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ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は41歳の女性から。子育てによる出世の出遅れを取り戻したいが、もはやその道は閉ざされてしまったのかと悩む彼女に、上田さんは「負のオーラが出る」と警鐘を鳴らします。

悩み: 子供2人の子育てが一段落し、職場でフルに働いています。時短勤務などで遅れた出世を挽回しようと、深夜残業もいとわずがむしゃらに働き、リカバリ昇格も果たしましたが、次の昇格が見送られてしまいました。子育てで一度、出世コースから外れた身として、やはりもう、経営幹部になる道は閉ざされてしまったと、心の整理をつけるべきなのでしょうか。

 いつも楽しく読ませていただいています。子2人を持つ、ワーキングマザーです。

 先日の「欠陥人間・・・・・・」の記事の相談者と私も同じ状況です。今、自分がどこを目指して頑張るべきか悩み始めており、アドバイスをいただきたく投稿させていただきます。

 20代で1人目の子を出産し、時短勤務もしながら仕事と育児を両立させてきました。当然同期と比べて昇進は大幅に遅れ、同じ土俵にも立っていなかったのですが、頑張りたい気持ちはずっと持ち続けてきました。

 今の部署へ異動するチャンスを得て、それが転機となり、大きな成果を出す仕事にも恵まれました。その結果、リカバリ昇格を果たしてきましたが、今回、次のランクへの昇格を見送られました。

 トップの変更による昇格方針の変更、周囲の見え方などがその理由ですが(もちろん、私の実力不足もあります)、これまで内々には今年の昇格も大丈夫だろうと言われていました。同期とは3ステップほど離れており、1つのステップにつき毎年1年でリカバリをしていかないと、彼らには追い付けません。

 ここで1年も無駄にしたくないというのが正直な気持ちです。いい仕事をしたら昇格が結果としてついてくると思って頑張ってきて、実際、ここ数年はそういう働きをしてきたと思っています。子供が大きくなり、夫も理解があることから、深夜残業もいとわずこなしてきました。

 そして、子育て重視の時期に幹部候補の昇格のラインから外れた身としては贅沢な悩みだとは分かっていたものの、今回の件では、もしかしたらそのラインに戻れるかも、という淡い期待を持ち始めていました。

 昇格が見送られたことで、それはあまりに身の丈にあっていない夢だったと、ちゃんとわきまえろと会社から暗に言われた気分になっています。そして、今後の自分の身の振り方や頑張る方向性を見出せずモヤモヤしています。

 僭越ながら、上田さんなりの考え方をお聞かせいただきたいと思いました。私にはもう、幹部を目指す夢は持てないのでしょうか。経営幹部になることだけが目標ではないものの、やはり私にとっての昇格は頑張ったご褒美的な、モチベーションの源泉であることは事実です。

 そうじゃない考え方があるのも分かっています。しかし、この先、いつか来る昇格頭打ちの状況になった時に、ちゃんと仕事を頑張れるか不安です。気持ちの整理をつけないとダメだなと思い始めています。よろしくお願いいたします

(41歳 女性 会社員)

大竹剛(日経ビジネス 編集):育児休暇を経て職場復帰した女性が、思うようなキャリアを描けず、1歳時の息子の前で「どうせ自分は欠陥人間」とつぶやいてしまった。そんな相談が昨年10月にありました。

■関連記事「自分は欠陥人間」なんて悩むな。運が逃げる

 この方の悩みも、その時の悩みと大変、よく似ています。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):ありましたね、よく覚えていますよ。

大竹:「自分は欠陥人間」のコメント欄を久々にチェックしたら、相談を寄せてくれた方からのお礼のコメントが付いていました。

上田さん、大竹さん、あたたかいアドバイスありがとうございました。ご指摘の通り、となりの芝生ばかりのよいところばかり見て、自分の芝生を守るという意識が欠けていました。

明るく元気に、はつらつと生きる背中を息子に見せてあげるよう意識を変えて頑張ります。

実は急性虫垂炎で11月はじめから中旬まで入院しており、アドバイス読んだのが今日でした。健康で普通に家事ができること、働けることのありがたさを身を以て実感しました。

やっぱり自分は家族のそばにいたい、ものづくりのメーカーで働くのが好きなんだ、という思いも新たにした次第です。

ほかの方のコメントも読んで、自分自身のことが見えていなかったな、恥ずかしいなと思いました。確かに、夫に褒めてほしいというのはあったかもしれません。。。(病気で入院している間、夫なりに感じることがあったようなのでなにも言いませんが)

与えられた仕事をきちんとやりきって、2歳になる息子の誕生日お祝いを買ってあげようと思います。

上田:そうですか。うれしいですね。ぜひ、仕事を楽しむあなたの姿を息子さんにも見せてあげてください。きっと、あなたのことを誇りに思う、すてきな男性に育ちますよ。

コメント14件コメント/レビュー

私は中途採用で一番下のランクで入社して、初めて管理職になり、年上の女性社員を抜いて昇格した、部署ではたった一人の技術系の女性管理職です。普通に仕事を続けていた人から見れば特別ではありませんが、子供を持つ機会を後回しにしてきた結果です。後輩の女性社員たちのためにもと、男性社員達とのコミュニケーションの取り方なども個人的に勉強をし、女性社員も区別なく仕事ができる雰囲気を整え、実際に若い女性社員も増えてきました。しかし今の若い子たちは私のようなタイプはロールモデルではく「子供がいる女性がいないから、そこには異動したくない」と言われる始末です。
がむしゃらに仕事をして昇進を目指すだけではなく、相談者さんには、是非生き生きと仕事をして欲しいな、と思います。後輩が憧れる働く母親・女性になれるのは、数少ない貴方のような方に与えられた特権です。今は、男性には申し訳ないほど女性には沢山チャンスがあります。今の世の中ならではの新しい仕事を作れるのは貴方のような方です。昇進は遅れるかもしれませんが、先に昇進した同期以上の価値のある社員になれると思います。(2018/01/26 00:27)

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「「出世」を目指したら「負のオーラ」が出る」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

私は中途採用で一番下のランクで入社して、初めて管理職になり、年上の女性社員を抜いて昇格した、部署ではたった一人の技術系の女性管理職です。普通に仕事を続けていた人から見れば特別ではありませんが、子供を持つ機会を後回しにしてきた結果です。後輩の女性社員たちのためにもと、男性社員達とのコミュニケーションの取り方なども個人的に勉強をし、女性社員も区別なく仕事ができる雰囲気を整え、実際に若い女性社員も増えてきました。しかし今の若い子たちは私のようなタイプはロールモデルではく「子供がいる女性がいないから、そこには異動したくない」と言われる始末です。
がむしゃらに仕事をして昇進を目指すだけではなく、相談者さんには、是非生き生きと仕事をして欲しいな、と思います。後輩が憧れる働く母親・女性になれるのは、数少ない貴方のような方に与えられた特権です。今は、男性には申し訳ないほど女性には沢山チャンスがあります。今の世の中ならではの新しい仕事を作れるのは貴方のような方です。昇進は遅れるかもしれませんが、先に昇進した同期以上の価値のある社員になれると思います。(2018/01/26 00:27)

男女平等とか世間では言われていても、実際は平等になっても不満が出る
昇進だって能力だけで評価されるわけではなく平等ではない。
人が評価するものであって、自己評価だけで落ち込んでも仕方ないし
同僚や仲間と自分を比較してもつまらなくなると思うのは筆者と同意見です。
その意味から負のオーラがでるのでしょうね
目指している地位になって自分ならどうしたいのかが目標であって
地位だけを目標にするのはつまらない人生だと私は思う。(2018/01/25 14:06)

【編集・大竹】
今回も、たくさんのコメントをお寄せくださりありがとうございます。

>経営陣をめざすこと、自分の人生の夢を会社でかなえようと思うこと、すばらしいではないですか。子育てをして、さらにその夢を実現出来たらあとに続くヤル気のある女性たちには励みになると思います。ただ、この方のおられる会社はまだそのように女性が夢を実現できる環境が整っていないようにお見受けします。・・・・・・同期との差なんていう今の制度の不備から来る評価なんかにとらわれず、夢を持ってやれるだけやってほしいと思います。

>出世とか昇進って、志の高い人との人脈の可能性という意味も大きいですよ。・・・・・・私は、この方の無念さには寄り添って差し上げたい気持ちです。人生は一回きりなんだから精いっぱいやりましょうね。・・・・・・ただ、健康はくれぐれも大切に。

ありがとうございます。相談を寄せてくださったような、ヤル気のある女性が夢を実現できる職場が広がってほしいというのは、その通りですね。(2018/01/25 10:19)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官