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「社長秘書からの突然の異動、なぜですか?」

親会社への出向解除で子会社に戻っても仕事がない

2018年2月28日(水)

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ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は41歳の女性から。親会社に出向し社長秘書を務めてきたが、突然、子会社に戻れと言われ「肩たたきか」と困惑しています。上田さんが「それは違う」という背景は?

悩み:親会社に出向し、社長秘書を務めてきましたが、突然、子会社に戻れと言われました。理由が全く分かりません。子会社は「戻ってきても仕事はない」と言っています。これは、“肩たたき”なのでしょうか。

 転職した方が良いでしょうか?

 これは肩たたきなのでしょうか?

 私は女性の中堅クラスなのですが、現在親会社に出向といった形で勤務しております。今年の春から子会社へ帰れ、と言われたのですが、出向元へ戻される理由がわからないのです。

 私は出向元で働いた経験がなく、親会社の社長秘書として出向前提で採用されました。一昨年は先輩秘書から叱咤激励を受けて心が折れ、親会社を辞めたくなったことを子会社の人事に何度も相談しましたが、昨年になって取り組むべき業務が変わり、全体最適のために活動することが楽しくなってきた矢先に子会社へ戻れと言うのです。私は、何を意図しているのか全くわかりませんし、「帰れ」と言い放ったマネジャーからは明確な理由を教えて頂けません。

 子会社の事業部長に相談しても、取り組むべき仕事は「何もない」と言われてしまいました。出向先と面接を行い採用されたので法的には「問題」とのことですが、リスクを負って採用した私に、何の脈絡もなく子会社へ戻れ、というのは全く理解できません。残業も減る、と思われますし、やっと生産性高い仕事ができるようになった現状から離れることで、賞与にも影響が出そうで怖いです。

(42歳 女性 会社員)

大竹剛(日経ビジネス 編集): 今回の相談は42歳女性秘書からです。親会社で秘書をやることを前提に子会社で採用されて、これまで出向という形で働いてきました。それが突然、親会社から「子会社に帰れ」と言われて、困惑しています。

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役を退任。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):子会社で採用されて親会社で社長秘書をやっていたの?

大竹:そうですね。それで突然、出向を解かれることになったのだけれど、親会社で社長秘書をやる前提で採用されているから、子会社に戻っても仕事がないといわれているようです。それで、これはいわゆる“肩たたき”なのか、もしそうなら転職したほうがいいのか、長らく社長を勤めてきた上田さんからのアドバイスがほしい。そういう相談です。

上田:これはね、僕は決して肩たたきではないと思う。グループの親子関係の会社間での出向人事というのは、どこでもあるわけですね。出向するときの期限というのは、まあ、内規で決めていなくてもだいたいどの企業も目安として3年、長くて5年ということが多いよね。

大竹:確かに、だいたいそのような感じですね。

上田:子会社から親会社に10年も出向しているなんていうのは、よほど専門職じゃないとあり得ないわけで、やはり人事ローテーションの中で出向から戻るというのは、普通はいつか必ず起こることだと思うんですね。

 彼女は何年、出向していたのですか。

大竹:相談からは分かりませんが、どうでしょう、数年といったところかもしれません。

上田:通常は、だいたい長くて5年、3年で戻るものですよ。ものすごく専門的な知識がある人は定年まで出向なんていう人もいるでしょうが、それはもう稀なケースであって、だいたい3〜5年ぐらいでローテーションですよね。

 彼女は何年やっているかはわかりませんが、相談内容からすると、いずれ親会社に転籍するという前提での出向ではなかったのではないかな。

コメント3件コメント/レビュー

>事前面接という派遣法違反

この相談者は出向扱いなので派遣法の適用対象外ではないかと思うのですが、コメントを付ける記事を間違えたのでしょうか。(2018/02/28 16:12)

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「「社長秘書からの突然の異動、なぜですか?」」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>事前面接という派遣法違反

この相談者は出向扱いなので派遣法の適用対象外ではないかと思うのですが、コメントを付ける記事を間違えたのでしょうか。(2018/02/28 16:12)

会社に見切りをつけて、専門職として、秘書の派遣会社に登録して、より高い給与で働くのもいいんじゃないですか。
国の役所の偉い方の秘書も派遣会社からの人たちのようですよ。需要はたくさんあるんじゃないでしょうか。(2018/02/28 12:56)

7年半程前に日経ビジネスの 守るべき弱者はどこにいる? シリーズで、選挙戦を支える「身分が不安定」な裏方たち という記事があり、(国会議員である)親分が落選すれば、自分(秘書)も失職するという記事がありましたが、この方の場合、労働法で身分は一応守られている(最悪失業保険は出る)だけ、まだマシな状況ですね。
この相談者は事前面接という派遣法違反を盾に取り保身を図ろうと画策したり、残業や賞与が減りそうとか自分のことばかりで、巻き込まれる当事者達も面倒臭いとしか思っていないでしょう。
先輩のいじめにあったのは同情の余地があるとしても、加害者も明日は我が身。同じ職種で異動したいなら、職場を辞める前に具体的な転職先を自分で見つけるしかありません。
上田さんも大竹さんもかなり言葉を飾っていますが、転職先の具体的な目途がつかないなら、プライドが傷つこうが派遣元にしがみついてでも、新しい仕事を世話して貰うのが正解だと思います。(2018/02/28 11:13)

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