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上司の理不尽な指摘はあなたへの高評価の証かも

2017年3月8日(水)

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コンビニ大手ファミリーマートで発揮した優れた経営手腕のみならず、料理、読書、麻雀、釣り、ゴルフと、多彩な趣味を持つ上田準二さん。ユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長を退任し、取締役相談役となった今だから語れる秘蔵の経験や体験を基に、上田さんが若者からシニアまで、どんな悩みにも答えます。上田さんの波乱万丈の人生を聞けば、誰もがきっと“元気”になる。連載2回目は、上司からの理不尽な指摘に悩む、28歳、男性会社員の相談です。
悩み:理不尽な上司からの叱責、もう耐えられない

課長に指示された通りに仕事をしたら、その課長の上司である部長から「おまえはアホか、入社面接からやり直せ」と怒られました。悪いのは課長なのに、なんで私が怒られるのでしょうか。こんな理不尽な職場に耐えられません。

28歳 男性(会社員)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

大竹(日経ビジネス):何やら、切羽詰まった感じが伝わってきます。最近は国を挙げて「働き方改革」が叫ばれていますが、まだまだ理不尽な職場は多いですね。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス取締役相談役):こういう理不尽なんて、簡単に耐えられますよ。

大竹:いやいや、かなり深刻な悩みだと思うのですが。

上田:僕は理不尽に慣れているもん、小さいときから。東北の冬の自然環境が理不尽だからね。

大竹:めちゃくちゃ雪が降るし、というわけですか。

上田:だから僕みたいな田舎者は、それは都会の人よりもずっと理不尽なことには慣れていますよね。これは自分で訓練してそうなったんじゃなくて、自然に肌身に染み込んだものがありますよ。

 実は僕も入社当初は、この方と全く同じような境遇にあったんですよ。

大竹:伊藤忠商事に入社してすぐの頃ですね。

上田:うん。課長がおって、その下に課長代行がいて、僕は担当の1人というときに、部長が「おい、上田」といきなり呼ぶんです。すぐ隣には課長がいるんですよ。ぱっと売買取引書みたいなものを見せられて、為替のハンドリングで何をやらかしたんだと、怒っているわけですよ。牛肉は輸入商品ですから、当然為替の影響を受けますよね。しかし、横にいる課長は「僕は聞いてないよ」というような顔をして立ってる。何で僕が部長に怒られなきゃいけないんだ、課長に言ってくれやと思いますよね。

大竹:と思いますよね。

上田:ねえ。毎週、課会が開かれて、課長がこれからこうやるという指示を出すんですよ。で、その通りに僕らは動くわけです。しかし、部長会で課長が叱責を受けていると、突然、僕が呼ばれるんですよ。課長が対応できてないから、早くあんたが行かなきゃ会議が終わらないとね。それでしょうがないから行くでしょう。そうすると、部長が「上田ーっ」といきなり待っていたように怒り出す感じだよね。

大竹:知らない間に失敗が上田さんのせいになっていた?

上田:そうなのかよく分からないけれど、それが3年かそこら続いたんです。

コメント3件コメント/レビュー

騏驎も老いては駑馬に劣るという話でした。
いや、これは生存者バイアスというやつかな。(2017/03/08 17:44)

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「上司の理不尽な指摘はあなたへの高評価の証かも」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

騏驎も老いては駑馬に劣るという話でした。
いや、これは生存者バイアスというやつかな。(2017/03/08 17:44)

伊藤忠の場合は上司が優秀だったからそういう話にもなるけど、
普通の大企業レベルだと、大概は責任を若いのに押し付けるパターンになるので、
「高評価の証」ではなく、
「トカゲのしっぽ切り」若しくは
「スケープゴート」
が圧倒的に多いと思いますよ。
昔の上司に「こんなこと(課長が部下に責任を押し付けて)続けて良いのですか?」と言ったら
「お前には家族がいないだろ?奴には家族がいる。そういう事だ」
と言われたことを思い出しました。(2017/03/08 14:46)

「怒られるのも、私がいただいている給料の一部だ、これも仕事だ」
すごい言葉ですね。
日本に勢いがあった昭和のサラリーマンの矜持を見た気がします。
あんまり参考にはなりませんでしたが。(2017/03/08 08:55)

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