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仕事が面白いなら、眠れなくても心配無用

ただし、「日曜日は夜」と思って布団から出るな

2018年11月7日(水)

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 ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。今回は、学業と部活、そして仕事と忙しい毎日を過ごしている大学1年生から。仕事が面白すぎて眠ることができず、体を壊すのではと心配しています。上田さんは「好きなことは思いっきりやれ。体は勝手に眠る」と助言します。

悩み:今、大学1年生ですが、学業と部活、そして研究所と企業での仕事の“4足のわらじ”を履いています。大変忙しいのですが、楽しすぎて眠れません。体に悪いとわかっているのですが、どうしたらいいでしょうか。

 こんにちは。名古屋大学の1年生です。

 私は今、学業と部活動の他に、国立研究所ととある企業で働かせて頂いているのですが、忙しすぎて夜が遅くなりがちで、寝ても次の日の仕事が楽しみ過ぎてすぐに起きてしまいます。このままだと体に良くないとは分かっているのですが、わかっていても、仕事が楽しすぎて眠れません。

 上田さんもそんなことがありましたか? 上田さんはそんなときどうするかぜひ聞きたいです!

(石崎 名古屋大学 工学部 1年)

今週から数回にわたって、10月23日に開催した「上田さんのリアル相談室」でのライブ相談の模様を再録します。(写真:的野弘路)

大竹 剛(日経ビジネス 編集):では早速なんですけれども、1つ目の悩みです。上田さん、準備はよろしいでしょうか。

上田 準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):はい、どうぞ!

大竹: 1つ目は、「Raise」に寄せられたお悩みですね。名古屋大学の1年生から。

 上田さん。仕事を生きがいとして、楽しんでこられた上田さんにしてみると、このような学生は頼もしく映るんじゃないですか。

本連載で反響の大きかった35の相談が1冊の本になりました!

上田:まあ、こういう経験はもうたくさんしましたよ。まず大学時代。僕は大学構内の自治寮に住んでいましてね、もう毎日毎日朝まで皆とくだらん議論をやって、学校にはそのまま寝間着の姿で単位を取るために出ていました。しまいには、それすらできなくなって、代返を頼んだり、ノートを借りたりして、何とか試験を受けていました。

 じゃあ、そのときに体がおかしくなったかというと、まったくなりませんでしたよ。そして、伊藤忠商事に入ったわけですが、入社1~2年目は、僕には合ってない、辞めようかと思っていたんです。

 けれども3年目、転勤になり、営業部門に異動したんです。そうしたら、だんだん仕事が面白くなって、お取引先のところに夜も朝も押し掛けるようになった。当時は畜産の仕事をやっていましたが、お取引先にはお酒が好きな方が多かったんですよ。商談と称した飲み会を、電車があるうちに帰るなんて何を考えているんだ。もう、朝そのまま会社に行けばいいじゃないか、と言われるわけ(笑)。これがたまにじゃなく、そんな日がないことの方が少なかったですね。

 

 おそらくあの当時の睡眠時間、まあ、結婚してからも変わりませんでしたが、1日3時間ぐらいだったんじゃないかな。

 

 でも、体を壊したかというと、壊さないんですよ。自分が好きでやっているんですから。嫌々やらされたら死んじゃいます。でも、自分が好きでやっていることであってね。

 

 ただし、人間の体というのはよくできているもので、寝られない、寝られない、なんていって仕事を楽しんでいても、必ずどこかで寝ているんですよ。電車のつり革にぶら下がって寝ているとか、会議で寝ているとか(笑)。

 

  私の場合、例えば日曜日とかは、もう布団に入ったら夕方まで起きない。もちろん、寝られない、寝られないという兆候がありますから、途中で何度も目を覚まします。だけど絶対布団から出ない。子供は騒ぎますが、うちの奥さんが、お父ちゃんは今日が夜だからと言ってくれてね。

 

 つまり、月、火、水は朝、木、金が昼、土、日が夜なんだと(笑)。結局は、きっちり1週間を3等分している。だからお父ちゃんを寝させておけと、こう言っていましたね。実は僕がそう言ったんですけどね(笑)。

 

 だから、絶対にこの相談者も大丈夫です。体の調子が悪くなるなんてことはありません。だけど、日曜日は布団から出るな(笑)。そのうえで好きなことは徹底的にやりなさいということですね。

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「仕事が面白いなら、眠れなくても心配無用」の著者

上田 準二

上田 準二(うえだ・じゅんじ)

ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。同年5月に取締役退任。趣味は麻雀、料理、釣り、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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