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「メルカリ」で子どもに経済の仕組みを教えたい

スペースマーケット重松社長が考える「育児シェア」の姿(後編)

2018年6月19日(火)

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 「オトコが育児に参加するのが当たり前」の時代に変わりつつある。旬の経営者や学者、プロフェッショナルたちも、自らの育児方針や育休取得についてパブリックに言及することが増えてきた。優秀なリーダーたちは、我が子にどんな教育を与えようとしているのか。また自身はどう育てられたのか。そしてなぜ、育児について語り始めたのか。

 連載7回目に登場するのは、レンタルスペース・貸し会議室のオーナーとユーザーをつなぐ予約サイト「スペースマーケット」の重松大輔社長。ベンチャーキャピタリストとして第一線で働く妻とともに3人の子どもを育てる重松氏。子育てのポイントは「育児のシェア」にあると明かす。どういうことか、話を聞いた。今回はその後編。

スペースマーケット代表取締役社長 重松大輔(しげまつ・だいすけ)氏
1977年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、2000年にNTT東日本に入社。法人営業企画、プロモーション企画を担当した後、創業期のフォトクリエイトに参画。新規事業、広報、採用に従事し、国内外企業と提携を多数推進。2013年に東証マザーズ上場を経験。2014年にスペースマーケットを創業し、レンタルスペース・貸し会議室のオーナーとユーザーをつなぐ予約サイト「スペースマーケット」を立ち上げる。現在、取り扱うスペースは9000以上に上る。2016年、一般社団法人シェアエコノミー協会を設立し、代表理事に就任。取材時、42歳。東京都在住。ベンチャーキャピタリストで1歳下の妻、9歳の長女、5歳の長男、3歳の次男の5人暮らし(取材日/2018年5月16日、インタビュー撮影/鈴木愛子、ほかも同じ)

重松家における子育てのポリシーとして、一番大事にしていることは何ですか。

重松氏(以下、重松):会社の採用で大事にしていることの一つでもありますが、「好きで得意なことを生かしてほしい」ということです。何でも平均点を取れる能力も大事だけれど、それだけでは足りなくて、何か一つ、突出したものを伸ばしてほしいと思います。

 そのためには子どもたちの日常にちゃんと寄り添って、しっかり観察することが大切です。うちの場合は、長女はフィジカルな運動能力が長けていて、長男は工作や絵が得意。次男は、今のところ「難癖をつけるのが得意」くらいですが(笑)、何らかの長所につながっていく期待大ですね。

好きで得意なものを見極め、伸ばしてあげるために、どんなことを意識していますか。

重松:いろいろなことを試すチャンスを与えるようにしています。たまたまやってみたことがハマることはあるはずです。長男は優しすぎる性格なので、空手をトライさせてみたら、ラッキーパンチで、初めて出場した区大会で3位になり、そこからぐんと自信をつけました。最近は走ることも得意に感じるようになってきたみたいです。

 あと親だけでなく、ほかの人がほめて評価したことを、本人が「自分が得意なこと」として認識できるように、声をかけています。親がほめるのは当たり前だけれど、親以外の大人がほめてくれることは、ホンモノの特技として身につく可能性が高い。「区大会で3位になったんだって。すごいじゃん」と周りの大人にほめてもらったタイミングを逃さず、一緒に肯定する言葉をかけるようにしています。

運動は特に重視をしているのでしょうか。重松さんも学生時代にラグビーをなさっていたそうですが。

重松:フィジカルを鍛えておくことは大事だと思います。やはり体力や持続力は一生モノの財産ですし、実際、経営者でトレーニングを続けている人は多い。僕自身はトライアスロンやマラソンのような、長い時間がかかるスポーツを実践することは難しいけれど、24時間いつでも通えるトレーニングジムの会員になっていて、出勤前に30分ほど汗を流すようにしています。

 子どもたちには、水泳を習わせています。長女はバレエも習っています。土曜日は習い事で忙しく、日曜は友人家族とバーベキューをしたりして過ごすことが多いですね。

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「「メルカリ」で子どもに経済の仕組みを教えたい」の著者

宮本 恵理子

宮本 恵理子(みやもと・えりこ)

ノンフィクションライター、編集者

「日経WOMAN」「日経EW」「日経ヘルス」の編集部に所属。2009年末にフリーランスとして活動を始め、主に「働き方」「生き方」「夫婦・家族関係」のテーマで人物インタビューを中心に執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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