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経営学は、突き詰めると教育学。子育ても同じ

ホラクラシー経営を実践するダイヤモンドメディア社長の子育て(後編)

2018年8月10日(金)

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 「オトコが育児に参加するのが当たり前」の時代に変わりつつある。旬の経営者や学者、プロフェッショナルたちも、自らの育児方針や育休取得についてパブリックに言及することが増えてきた。優秀なリーダーたちは、我が子にどんな教育を与えようとしているのか。また自身はどう育てられたのか。そしてなぜ、育児について語り始めたのか。

 連載14回目に登場するのは、不動産業界の情報整備・共有の促進によって、不動産業界のイノベーションに取り組むダイヤモンドメディアを経営する武井浩三氏。「ホラクラシー(分散型・非階層型)」経営を実践することでも注目を集める。2児の父親でもある武井氏は、経営と子育てをどのように関連づけているのか。話を聞いた。今回はその後編。

ダイヤモンドメディア社長 武井浩三(たけい・こうぞう)氏
1983年神奈川県生まれ。高校時代までミュージシャンを目指し、バンド大会などで受賞。高校卒業後、米ロサンゼルスに留学。21歳で帰国後、友人らとファッション系CGMメディア事業で1度目の起業。1年で倒産し、企業の組織運営について、ゼロから再考する。翌2007年、ダイヤモンドメディアを設立。不動産業界の情報整備・共有の促進によって、不動産業界のイノベーションに取り組む。創業時より「自分の給料は自分で決める」「働く時間、場所、休みは自由」「財務情報はすべてオープン」といった独自の経営を実践。“ホラクラシー経営のモデル企業”として国内企業から注目される。2017年、第3回ホワイト企業大賞を受賞。取材時、34歳。都内在住。同い年で元看護師の妻、4歳の長女、2歳の長男の4人暮らし
(取材日/2018年6月20日、インタビュー撮影/鈴木愛子、ほかも同じ)

経営と子育てに通じる、一番の共通点はなんだと思いますか。

武井氏(以下、武井):経営と子育ては、全部が一緒の感覚です。経営学は、突き詰めると教育学だという話もよく聞きます。僕は会社組織でやっていることは、家庭でもやっています。

 今の時期の子育てで経営とすごく近いなと感じるのは、「プロセスを一緒につくっていく」ということでしょうか。

 街づくりでもそうですが、つくる人と使う人が分離すると、町は廃れていきます。公衆トイレをきれいに保つには、ボランティアをたくさん募るよりも、つくる段階で利用者を巻き込んで「自分たちがつくったトイレ」という認識を共有するといいと言われています。

 自分で選び、つくってきたものだと思えば、それを大事にしようとする。

子育てであれば、前編であったように、「習い事の通い先を自分で決める」という行動になるわけですね。

武井:そうです。僕が経営で大切にしているキーワードに「流動性」があるのですが、これは上司や部下といった立場の優位性がないということ。

 子育てにおいても、親が偉いわけではなく、子どもを優先しすぎることもなく、対等に話すことが多いですね。その分、子どもとケンカになることもあるのですが。

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「経営学は、突き詰めると教育学。子育ても同じ」の著者

宮本 恵理子

宮本 恵理子(みやもと・えりこ)

ノンフィクションライター、編集者

「日経WOMAN」「日経EW」「日経ヘルス」の編集部に所属。2009年末にフリーランスとして活動を始め、主に「働き方」「生き方」「夫婦・家族関係」のテーマで人物インタビューを中心に執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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