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自ら考える部下を育てる「しつもん」6つの勘所

質問力で勝つ(4)

2017年5月15日(月)

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 人は1日に約2万回以上、自身に質問を投げかけていると言われている。だからこそ、質問の「質」や「投げかけ方」を改善すると、思考がより深まり、質問から導き出される「答え」も飛躍的にレベルアップし、革新的なアイデアの発想や難しい課題の解決につながる。こうした「質問の力」をビジネスに応用する専門家がいる。「しつもんコンサルタント」の河田真誠氏だ。近著『革新的な会社の質問力』の中で河田氏は、人は問題や課題に直面すると、他社の成功事例など外部から「答え」を探そうとするが、本当に必要な答えは悩んでいる企業や経営者自身の内側にあり、質問を使えば本当に必要な答えを自力で引き出せるようになると説く。河田氏に、ビジネスで結果を出すための質問力の身につけ方と、実践的活用法をレクチャーしてもらった。

(柳本 操 = フリーライター)

河田真誠(かわだ・しんせい)
しつもん経営研究所(有)代表取締役。1976年生まれ。広島でデザイン会社の経営や、口コミだけで1000人規模のイベントを毎月主催した経験をもとに、独自の集客プログラムを開発し、企業へのコンサルティングを始める。教えるのではなく「しつもん」をするスタイル、わかりやすい切り口、そして実際に結果が出るコンサルが評判を呼び、全国にクライアントを持つ。集客、問題解決、マネジメント、営業など、企業コンサルティングでの「しつもん」のノウハウをまとめて、「しつもん経営」としてプログラム化し、多くの企業にコンサルティングや研修として提供している。最近では、企業でしつもんする「しつもんコンサルタント」の育成や、起業家支援、ビジネスモデルのプロデュースにも力を入れている。

なぜ部下とうまくいかないのか

 前回は、課題解決力を高める「自分しつもん」についてお伝えしました。しつもんのメリットはまだまだあります。しつもんは、自分の思考を深める手立てとなるだけでなく、部下との関係を劇的に変える役割も果たすのです(相手のためになる良質な質問を、ほかの質問と区別するため、ひらがなで「しつもん」と表記しています)。

 いま、部下との関係はうまくいっているのでしょうか。

 経営者の悩みを聞いていて、みなさんが口を揃えて言うのが、「部下が動かない、考えない、視野が狭い、自発性がないことに困っている」という不満です。しかし、それは真実でしょうか。

 僕自身も身に覚えがありますが、上司になると、偉くなった気がします。部下は自分の言うことを何でも素直に聞くべきだと錯覚してしまう。しかし、上司がそういう意識でいると、部下は心を開かなくなります。上司のことを「言うことを聞くべき人」と認識し、物事の判断基準が「顧客のためになる」ではなく「上司に怒られない」ことになる。すべての意思決定が上司の顔色次第となり、創造性が生まれる余地がどんどん狭まってしまうのです。

 第2回の「しつもんマインド」で、「100%自分の責任」という話をしました。「部下」に不満を抱く場合、その原因はほぼ100%、上司にあると言っていいでしょう。部下に不満があるなら、部下だけを変えようとするのでなく、まず、自分自身が変わること。この意識変革によって必ず部下も変わります。

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「自ら考える部下を育てる「しつもん」6つの勘所」の著者

柳本 操

柳本 操(やなもと・みさお)

ライター

1968年、徳島県生まれ。早稲田大学教育学部社会科卒業。広告制作プロダクション、編集プロダクションを経て1993年に独立。心と体、食、医療、農業、人物、家族のルポルタージュを主なテーマとして、雑誌や書籍、ウェブコンテンツの編集・取材・執筆を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官