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上司や先輩の言葉を素直に聞いてはいけない時代

2018年6月26日(火)

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 「日本の総人口の推移」を見たことがあるでしょうか? 明治維新の頃の3300万人から150年間で1億2800万人弱にまで急増しています。そして、今後急激に減少していくと言われています。これまでだれも経験したことのない時代が始まるのです。では、どうすればよいのか、考察していきます。

日本の総人口の推移:実は、この150年間は異常な時代だった

 皆さんは、「日本の総人口の推移」を見たことがあるでしょうか? 日本の人口は、江戸時代が始まる1600年頃まで、長らく800万~1000万人ほどで推移してきました。こんなに少なかったとは、ちょっと意外ですよね。現在の東京都の人口が1378万人なのですから。江戸時代になって世の中が安定して3000万人を超え、そのまま江戸時代が終わるまで推移しました。

 今年は明治維新からちょうど150年に当たります。この150年間に、日本の人口は3300万人から1億2800万人弱まで一気に膨れ上がりました。特に維新後の130年間は、日本史上かつてないほどの人口爆発が起きた、まさに異常な時代だったわけです。このことは、よく覚えておいてください。

 1995年から20年ほど日本の人口の伸びは停滞しましたが、2015年に実施された国勢調査によってついに減少が確認されました。今後は、急速に減っていくと予想されています。この、「人口急減・少子高齢化社会」を皆で心配して、皆で暗い気持ちになっているのが今の日本だと思います。

 特に、現在35歳以下の人たちは、バブル崩壊後の「失われた20年」に物心ついたわけですから、「(日本の)将来に希望をもて」なんて言われても、なかなか難しいと思います。年上の人から安易に「希望をもて」なんて言われると、あまりに感覚が違うので、かえって距離を感じてしまうのではないでしょうか。

これからの心配をする前に、これまでの総括をしておこう

 今後のことを心配するのも大切ですが、その前に、これまでのことをきちんと総括して区切りをつけておくべきでしょう。現代の日本は、それをしないまま、異常な130年間の残像にしがみついて、ただ嘆き悲しんでいるだけのように思えます。

 たしかに、異常な130年間はいい時代でした。特に戦後の高度経済成長~バブル時代までは、マーケットがどんどん大きくなるので、ビジネスも伸びるのが当たり前でした。人をどんどん採用して、経営資源をどんどん投入して、どんどん売り上げを伸ばす。「頑張れば報われる」との前提で、ハードワークが推奨されていました。「24時間戦えますか」というCMのコピーが大流行したのは、こうした世相の反映と言えるでしょう。

 異常な130年の間に、何度か不況期が訪れましたが、これは過剰となった供給を調整するための期間にすぎず、じっと我慢していれば需要が拡大しやがて好況が戻ってきました。バブル崩壊後も、この「じっと我慢していれば」の姿勢でやり過ごそうとした企業は、残念ながら破綻していきました。時代の変化を見ずに、これまでと同じやり方で対処しようとしたからです。

 この総括を踏まえて、目を将来に転じましょう。これからの時代は何もかもが縮小するのでしょうか? むろん、そうではありません。いつの時代でも、伸びる分野は必ず存在します。「失われた20年」の間でさえ、事業を大きく伸ばした会社はたくさんあります。「伸びる分野もあれば、縮小・消滅する分野もある」というのが正しい理解だと思います。

 厳しい言い方ですが、これからの時代は縮小・消滅する事業や地域があるのはやむを得ないことです。それを何とか延命させようとするから無理が生じます。こうした時代に大事なのは、「これまでやっていた分野にしがみつかない」「伸びる分野で頑張る」「いつまでもこの分野が伸びるとは思わない」ことです。

コメント1件コメント/レビュー

light work?
right work?(2018/06/26 10:17)

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「上司や先輩の言葉を素直に聞いてはいけない時代」の著者

辻口 寛一

辻口 寛一(つじぐち・ひろかず)

クロスロード株式会社 代表取締役 コミュニケーション・コンサルタント

コミュニケーション・コンサルタント。「サ ポーティブリスニング」を提唱。「聞くこと」 から始めて対話力を強化する教育と、それに よってホワイトカラーの生産性を向上させる コンサルティングを提供している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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right work?(2018/06/26 10:17)

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