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「また会いたい」と思わせる心理メカニズム

「最強のモテ技」をマスターする

2018年7月26日(木)

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今回は「深い人脈」について考えます。定期的に会って話を聞くようにしましょう。人間は「自分の話を、繰り返し、親身になって聞いてくれる人」を確実に好きになります。それは、なぜか? 結婚詐欺や投資詐欺などはこの心理メカニズムを悪用しています。

 社内外に人脈を形成することは、新任管理職の皆さんにとって、とても大切なことだと思います。そこで今回は、人脈形成で重要な「また会いたい」と思わせる心理メカニズムについて考察します。

「広い人脈」より「深い人脈」

 出版社に勤務する知人によると、「人脈本」というジャンルがあるそうです。たくさんの人と知り合い、関係を構築するためのノウハウが書かれている。そうした本の著者は、「人脈の達人」と呼ばれ、世界中にネットワークをもち、芸能人や著名経営者と交流するなど、華麗で幅広い人脈を誇っている。そういう話を聞くと、たしかにカッコイイし、なんだか憧れますよね。

 しかし、現実的に考えると、華麗で幅広い人脈を作るには、かなりの手間とコストがかかります。ヘッドハンターのような、人脈の広さが仕事に直結するような職業なら別ですが、一般的なビジネスパーソンの場合、「そこまでして人脈を広げる必要はないよ」という人が多いのではないでしょうか。

 かく言う筆者も、それほど顔が広いほうではありません。年齢を重ねているため、それなりに知り合いは多いですが、人脈を広げる努力などはしていません。年賀状は最小限しか出さないし、SNSは同窓会の連絡にしか使わないし、会合やパーティも年に数回しか参加しない。「人脈の達人」から言わせると、まったくダメダメな人間です(苦笑)。

 ただ、人脈を広げようとは思わないものの、親しい人とより深くつき合おうと意識しています。そうした深いつき合いのおかげで、ビジネスやプライベートでたくさんのメリットを得ています。なにより、人と会うのが楽しくて仕方ありません。そこで、ここでは「広い人脈」ではなく「深い人脈」について考えてみたいと思います。

 フェイスブックが普及し始めたころ、「望ましい友達の数は150人程度だ」という考え方が注目されました。諸説ありますが、個人が無理なく「名前+顔+状況」が把握できる人数は、せいぜい150人程度だそうです。そう考えると、数千人、数万人と友達になるには、かなりの努力を要することになります。というか、まあ、ふつうの人には無理ですよね。

 「友達の友達は、みな友達だ」というフレーズがあります。自分の友達150人に、さらに150人の友達がいるとすると、「友達の友達」は150×150=2万2500人になります。2万2500人と、直接つながるのは大変です。しかし、友達150人とつながるのは、それほどむずかしくありません。150人と深くつき合って、必要な時に友達を紹介してもらう。そのほうが現実的です。

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「「また会いたい」と思わせる心理メカニズム」の著者

辻口 寛一

辻口 寛一(つじぐち・ひろかず)

クロスロード株式会社 代表取締役 コミュニケーション・コンサルタント

コミュニケーション・コンサルタント。「サ ポーティブリスニング」を提唱。「聞くこと」 から始めて対話力を強化する教育と、それに よってホワイトカラーの生産性を向上させる コンサルティングを提供している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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