Retty社員の仕事とグルメ

「薪窯ピッツァ」にこだわり、32都道府県を踏破。本場ナポリ行きが夢

第1回:「ピッツァ担当」 高橋恭文さん

文/写真:カンパネラ編集部 02.26.2018

(写真提供:Retty)

日本最大級の実名グルメサービス「Retty」は、「グルメなあの人からお店を探そう」をうたい文句にサービスを展開する。社員は自らお店のオススメ情報を投稿することで、ユーザー目線のサービス開発・運営に注力する。その社員の名刺には「○○担当」とオレンジ色の目立つ文字が刻まれている。「グルメ担当」と呼ばれるこの肩書を背負ったスタッフは、どんなこだわりをもっているのか。どんな食体験をもとにウオッチしているのか。お気に入りの店は……? 第1回は飲食支援事業本部 パートナー開発グループ マネージャーで「ピッツァ担当」の高橋恭文さんにインタビューし、お気に入りのピッツァのお店もあわせてうかがった。

──グルメサービス「Retty」の特徴について、あらためて教えてください。

高橋 日本におけるグルメサービスは、いわば「1.0型」から「3.0型」に進化しています。ネットでレストランなどの情報検索・予約ができる、いわゆる1.0型グルメサイトができたのは約20年前です。掲載料をいただいてお店を掲載し、お客様に見ていただくことでスタートしましたが、利用者観点では不便な点が2つありました。お店が網羅できているわけではないこと、過度な広告で残念ながら内容がお客様の期待通りにならないケースもあったことです。草創期にはそういった不満がありました。

その後、CGM(消費者発信型メディア)のグルメサイト、いわゆる「2.0型」が10数年前に登場し、電話帳データなどからほとんどのレストランをデータベース化し、お店に点数をつけてランキングをベースにパソコンで「検索」する形に変わっていきました。

しかし、スマートフォンでお店を「見つける」ことと、レストランがデータベース化されていることが当たり前になった今、グルメサービスは条件などで「検索」せずとも、その時々に合ったベストなお店がシンプルに見つかるような3.0型に進化しています。

「ピッツァ担当」の高橋恭文さん。Retty 飲食支援事業本部 パートナー開発グループ マネージャーを務める

最後に頼りにするのは人、そのほうが早くて間違いが少ない

──確かに、グルメサイトは情報としては参考になるものの、利用者側が料理やお店選びのポイントをよく知っていないと効率よく使えません。結局は人に紹介してもらうことになります。

高橋 そうなんです。最後に頼りにするのは人なんです。実は人に聞いた方が早くて間違いが少ない。そこで信頼できる人、自分と好みや仕事が似ている人などを通じて情報を手に入れるという、もともと人間がやっていたことをベースにグルメサービスの仕組みをつくろうとして始めたのがRettyなんです。

またRettyでは「デートに使える人気20店」とか「福岡でラーメン通がオススメする人気ラーメン店20選」といった記事を発信しています。知っている人を見つけなくとも、自分に合ったお店をシンプルにすばやく見つけられるようにという意図からです。これにより、利用シーンやその時の気分に応じてベストなお店が見つかる機会を提供し続けています。

──高橋さんの名刺には「ピッツァ担当」とオレンジ色で刷られていますね。この担当という肩書には、どんな役割が期待されているのですか。

(写真提供:Retty)

高橋 明確な業務として与えられたものは一切ありません。評価にかかわるということもありません。名刺に入れるため社内ではコーポレート部門に申請することになりますが、社内基準に沿って「Rettyへの一定の投稿数があるか」「その食ジャンルに精通しているか」「好きなポイントやオススメのお店を熱い想いをもって言えるかどうか」といった観点で判断されます。現在、全体の6割ほどのスタッフが○○担当と名刺に印刷していると思います。

──もともとピッツァがお好きなんですね。

高橋 10数年前からナポリピッツァが好きで、よく食べ歩いていました。私が最初に食べたのは「SAVOY(サヴォイ)麻布十番店」、横浜の関内駅近くにある「シシリヤ(Sisiliya)」。2006年頃のことです。今ではともに人気店ですが、最初に食べたときは「(いわゆるデリバリーの)ピザとピッツァは違う! ピッツェリアで出来立てを食べるとこんなに美味しい食べ物なのか。例えようもない唯一無二の食べ物だ」と思い、すぐにはまってしまいました。

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