インスタ繁盛レシピ

“インスタブランディング”と“ストーリージェニック”で成功したお店はココ!

第3回 ミレニアル女子の心をつかむためのちょっとした工夫

文/写真:中村 朝紗子 08.07.2018

フォトジェニック・プロデューサーの中村朝紗子さんに、お店の商売繁盛につながるインスタグラム活用術を教えていただく本コラム。第3回は、インスタ術で成功しているカフェ・飲食店のモデルケースを紹介していただきます。

みなさんこんにちは、中村朝紗子です。最近のカフェ・飲食業界では、インスタから話題になり、たちまち行列のできる人気店になったというケースがめずらしくありません。私自身も友人の投稿から気になるお店を見つけたり、女子会のお店候補をインスタグラムで検索することも多く、お店探しとインスタグラムは、切っても切り離せない関係にあると言えます。

ミレニアル女子がインスタを使ってお店を決める背景には、2つのキーワードがあります。それは「スルメイカ消費」と「タグる」です。

まず「スルメイカ消費」とは、ミレニアル女子たちの新しい消費の価値観です。写真にひもづく体験は、「撮って」かわいい、「体験して」たのしい、「(SNSに)上げて」ほめられる、「見返して」思い出に浸る…これらの体験がまるで“噛めば噛むほど味が出るスルメイカのようだ”ということから生まれた言葉とされています。飲食店で考えれば、おいしいだけではなく、「おいしいことが残せるか」が問われます。

2つ目の「タグる」とは、インスタの検索画面でタグ検索すること(「ググる」を揶揄して生まれた言葉)。行きたいお店を探すとき、ネットの検索エンジンよりも、インスタグラムのタグ検索をする人が増えています。ネットの検索結果に表示される広告や誰かの意図が入った情報よりも、等身大の女の子ホンネを知りたい。そのニーズに応えたのがインスタグラムだったのです。

だからいま、ミレニアル女子たちのお店選びにはインスタグラムが欠かせません。「失敗のないスルメイカ消費」を求めて、日々「タグる」に夢中になっているのです。

では実例として、インスタグラムで話題になったお店をいくつか紹介しましょう。

ソフトクリームは「カスタマイズ盛り」が大ブーム!

北海道小樽市にある、はちみつ屋さんが経営するアイスクリームショップ「NATURAL HONEY」(実際に私が「タグる」中で見つけたお店!)。ソフトクリームに、色鮮やかな食べられるお花・エディブルフラワーをのせて提供しています。

このような「ソフトクリーム盛り」ブームは、今勢いを増すばかり。金沢では「金箔ソフト」を片手に自撮りする女子が急増。ファミリーマートでは「たべる牧場ミルク」が大ヒット。店内で売られているマカロンなどを自分でトッピングしてアレンジする楽しみ方が、SNS上で話題になりました。

定番のスイーツにアクセントを1つ加えたいときは、こうした「カスタマイズ盛り」をヒントにしてみたらいいかもしれません。