ビール注ぎ名人 ビールの名店

東京・新橋「ドライドック(DRY-DOCK)」、航海気分にひたりながら味わう最高のビール【動画付き】

「お客さまの好みに合わせてお注ぎします」と店長・池田合亜(こうあ)さん

文/写真:カンパネラ編集部 08.20.2018

東京・新橋駅近くのJR高架下に、ひっそりとたたずむ店がある。2007年の開店以来、おいしいビールが飲める店として不動の人気を集めているビアレストラン「新橋 DRY-DOCK」だ。ヨットのキャビン(船室)のような店内でビールグラスを傾ければ、大海に漕ぎ出す冒険者気分を味わえることまちがいなし!? オーナー社長のこだわりがつまったこの“異色の店”の魅力を紹介しよう。

東京・港区のJR新橋駅烏森口改札を出て2分ほど歩くと、JR山手線と京浜東北線の高架下にひっそりとした隠れ家のような店が見えてくる。2007年にオープンして以来、おいしいビールが飲めると評判のビアレストラン「DRY-DOCK」だ。

入り口のドアを開け、狭い階段を下りていくと、1階はカウンターだけのこぢんまりとした店内。そして、梯子段を上っていくと、2階にはテーブルが4つ並んでおり、まるでヨットのキャビン(船室)のようだ。それもそのはず、「DRY-DOCK」のオーナー社長の原田豊さんは船好きで、店の内装をキャビンに見立てて設計したという。店名のドライドックとは、船の製造・修理が行われるくぼんだ設備のことだ。

船舶の舵輪をデザインした欧州製ボールタップ(ビールサーバー)

開店当時のことをメンバーのひとりである北本邦彦さんは次のようにふり返る。

「10年ほど前、それまで営業していた店を立ち退きで閉めざるをえなくなり、慌てて場所を探したんです。すると不動産屋さんに『ちょっと変な物件があるんですが、見てみます?』と言われてやってきたのが、JR高架下のこの場所。以前は印刷屋さんの事務所兼物置だったそうですが、見に行った時はもう空き家で廃墟のようになっていたんです。中を見ると暗くて怖いくらいで、こんなところで飲食店なんて・・・と、私なんかは思ったんですけどね。社長が『おもしろそうだ』と言うんです」

JR線の高架下に秘密基地のようにたたずむビアレストラン「DRY-DOCK」
1階の壁には船舶用の窓が埋め込まれている

船遊び好きの原田社長は、一目見て店のイメージが浮かんだ。1階はカウンターで立ち飲みスタイル、階段はここに付けて、2階にはテーブルを置いて、と。いつでもヨット遊びの気分にひたれる、まさに自分の夢をかたちにしたのがこの店なのだ。

世の中においしいビールはもっとたくさんある

「DRY-DOCK」ではウイスキーやワインも飲めるが、あくまでビールがメイン。ビールのメニューは豊富で、国内外のクラフトビールを常時20種類ほど用意しているが、一番よく飲まれているのがアサヒスーパードライ。全体の7割ほどを占めるという。

20種類ほどのビールを用意しているが、一番人気はアサヒスーパードライ

「同じスーパードライでも、樽の管理の仕方や注ぎ方で味わいがまったく変わります。樽の管理を徹底している酒屋さんにお願いし、きっちりと冷やした状態で運んできてもらっています」と、店長の池田合亜さんは話す。

【動画:スタンダードのシャープ注ぎを実演】


注ぎ方はどうか。池田さんはこう答えてくれた。

「基本的には、アサヒビールさんが推奨している『シャープ注ぎ』でお出ししています。お客さまのお好みで、もうちょっと炭酸ガスを抜いてやわらかい感じにしてほしいとか、もうおなかがいっぱいだからという方には、それに合わせてお注ぎすることもあります」

伊東食堂