遊びながら発想力アップ!ビジネスパーソンのためのアウトドア術

手軽で意外においしい!火を使わないキャンプ料理

第11回:コールドカレー、クリームチーズ奴……工夫でくせになる旨さを演出

文:小林 孝延 06.09.2016

不自由な環境をどうやって快適にするか? それがアウトドアライフの楽しさでもあります。今回は火を使わずともおいしい料理のレシピを、数々のキャンプ体験を元にお伝えします。手軽なので日々のメニューにも楽しく応用できますよ。

キャンプという遊びの面白さのひとつに、「あえて不便な環境を楽しむ」というのがあります。とりわけ電気、ガス、水道など日常生活のライフラインが断たれた状態で過ごす時間というのは、圧倒的な非日常体験となるばかりか、いざというときの精神的備えにもなる、という話は前回このコラムでも書いた通りです。

そこまでストイックに考えずとも、この不自由な環境をどうやって快適にするかを考える知的ストレッチは、アウトドアライフの楽しさを最大限に引き出してくれます。

例えば燃料。特別な道具を買わずとも家庭用カセットコンロを使えば、料理の熱源は簡単に手に入ってしまいます。しかし、長期に渡ってトレイルを歩いたり、カヌーでツーリングしたりする人たちは携帯していける燃料に限りがあるのも事実です。もちろん彼らは常に燃料の残量を気にしながら旅をするのですが、例えばオートキャンプでもそんなイメージでときには火を使わない料理をしてみるのも楽しいものです。

日本のオートキャンプのカルチャーは、日常の延長で快適なリビングを野外に作り出し、いつもと同じような、あるいはもっとゴージャスな料理を楽しむというのが主流です。しかし、アメリカやカナダなどでフィッシングガイドとともに旅をすると、大概、料理はパンとチーズとジャム、あとはサラダ程度。時々釣った魚のムニエル。しかも毎日がその繰り返し(笑)。でも、実はぼくはそんな簡素なスタイルも大好きで、むしろこうした体験こそがワイルドな自然との一体感を味あわせてくれるような気がしているのです。

火を使わないからこそ一瞬でできる、キャンプ料理とおつまみ!

前置きが長くなりましたが、そんなわけでこれから暑くなるシーズンにおすすめの、火を一切使わないでできるキャンプ料理とおつまみをご紹介します。どれも本当に一瞬でできてしまうものばかりですよ!

ツナとトマトのコールドカレー(2人分)

■材料
ツナ缶(オイル漬け)・・・1缶
トマト・・・1個(大きめ)
牛乳・・・50 CC
カレー粉・・・小さじ2
粗挽き黒コショウ・・・適量

【作り方】
器にさいの目に切ったトマト、ツナ缶を油ごといれてよく混ぜ、そのほかの材料をすべて加えて混ぜる。

トマトとツナ缶の旨味が味に奥行きを与えてくれるから、こんなにシンプルなのに満足感が高い1品。パンでも麺でもご飯でもなんにでもぴったり! ピーナッツなどを加えても歯ごたえが楽しい一品に!