日帰り飲みの旅~首都圏~

千代田区麹町「うなぎ秋本」:創業百余年の老舗、絶品の鰻のおつまみとうな重で乾杯!

文/写真:日本食文化観光推進機構 03.04.2019

鰻(うなぎ)のかば焼きは江戸時代から食べられており、まさに日本を代表する食文化のひとつ。最近はめっぽう高くなってしまい、気軽に食べられるものではなくなってきました。それでも鰻は食べたい! そんな方に美味しい鰻を食べながら美味しいビールを飲む「鰻屋飲み」をオススメします。ぜいたくして食べるのも、気軽に食べるのも、どちらも満足いくこと間違いなし。今回は東京・麹町にある鰻の老舗「うなぎ秋本」での「鰻屋飲み」をご紹介します。

高級感あふれる佇まい。情緒ある数寄屋造り。明治後期に創業し、100年以上の歴史をもち、ミシュラン一つ星を4年連続獲得した名店「うなぎ秋本」で恐れ多くも「鰻屋飲み」です。


「うざく」に「シマメの肝和え」「鰻巻」、そして白焼きを堪能

少し構えて入りましたが、丁寧で柔らかい接客に緊張も和らぎます。席に落ち着いて、さっそく鰻屋定番のおつまみで乾杯です。


鰻屋でおつまみといえば、まずは「うざく」(きゅうりと鰻の酢の物)。さすがにこちらの「うざく」は見た目にも上品で美しく、甘みや酸味の加減が絶妙です。


きも焼きもありますが、心引かれた「うなぎ肝の山椒煮」をチョイス。ほんのりした苦みと山椒(サンショウ)の香りがビールに抜群に合います。


前の二つに比べて次の「シマメの肝和え」は、なかなかお目にかかれないおつまみです。見た目はイカの塩辛に似ています。メニューには「シマメ(スルメイカ)」と表記してあり、島根県隠岐島の郷土料理に由来するようです。塩辛のように発酵はさせず、新鮮でないと食べられない一品です。


少し遅れて「鰻巻(うまき)」が登場です。これも見た目が美しく、鰻はもちろん玉子焼も美味しい。鰻と玉子の組み合わせを考えた人が偉いのだと思いますが、こちらの鰻巻は是非とも食べるべきです。


さて鰻屋飲みのメインのつまみ、白焼きの焼き上がりです。表面は香ばしく、身は本当に柔らかく仕上がっています。


箸で持ち上げようとしても少し力を入れるとほろりと崩れるので、繊細にやさしくつまみ、わさびをのせ、醤油でいただきます。