日帰り飲みの旅~首都圏~

日本橋室町「室町砂場」:名門老舗で「そば屋飲み」、正統派おつまみと「ざる」「もり」をビールと一緒に味わう

文/写真:日本食文化観光推進機構 12.13.2018

その昔、そば屋はお酒も飲める場所として、一般庶民に愛され 現在の居酒屋のように使われていたといわれています。「美味しいつまみとそばを食べながら美味しいビールが飲みたい!」。ちょっぴり、粋な感じがするのは気のせいでしょうか? そんなあなたへ、大人の落ち着きのある、ゆっくり楽しめる「そば屋飲み」をオススメします。そばとビールの相性は抜群。いつもと違う雰囲気でビールを楽しめます。今回は名門老舗そば店の「室町砂場」をご紹介します。

そば屋は日本の外食店の中でも歴史が古く、江戸時代にはお酒も飲める場所として、現在の居酒屋のように使われていたといわれています。

室町砂場は明治2(1869)年創業。そば好きならだれもが知っている「砂場」「藪」「更科」は江戸そば三大系譜といわれ、室町砂場は全国的にも屈指の名門老舗そば店。現在の店主は5代目だそうです。


そば屋で酒、といえば日本酒を思い浮かべますが、今回は大好きなビールで「そば屋飲み」をはじめます。

焼き鳥の美味しさは、そば屋ならではの「かえし」にあり

さてさっそく、そば屋といえばこのおつまみ、といえる王道をチョイス。


まずはそば屋の正統派おつまみの一つ、板わさ(わさびや醤油を添えて食べるかまぼこ)で乾杯です。下の写真で控えめにバックに写っていますが、中庭が日本庭園になっており、ちょっと贅沢な気分です。


続いて焼きネギと焼き鳥。串に刺さずに提供される焼き鳥は、レバーと正肉を「かえし」(そばつゆに使われる調味料)を使ったタレで焼き上げています。老舗のそば屋さんでは焼き鳥が定番ですが、専門店とはちょっと違ったタレの焼き鳥がうまいのは、そば屋ならではの「かえし」の存在なのだと、改めて納得しました。

焼き鳥(タレ) 800円

玉子焼きもそば屋のつまみとしては代表的なものです。こちらの玉子焼き、絶品です。味付けにそばつゆを使われているとのこと。この玉子焼き、ボリュームがありますが、箸が止まらない美味さでぺろりといけます。

玉子焼き 650円

そしてそば味噌。そば屋飲みには欠かせない香ばしいなめ味噌です。定番のつまみをいただきましたが、こちらには老舗らしい、四季折々のつまみがあります。春のそら豆、夏の枝豆といった豆類や、秋の揚げ銀杏。夏の冷やし冬瓜鳥味噌がけ、冬の風呂吹き聖護院かぶらなどの煮物。その季節ならではの味覚も楽しみながらいただきたいものです。