日帰り飲みの旅~首都圏~

江東区大島「銀杏」:食材を美しくアレンジした創作料理、締めは季節の「変わりそば」をビールと共に!

文/写真:日本食文化観光推進機構 12.26.2018

その昔、そば屋はお酒も飲める場所として、一般庶民に愛され 現在の居酒屋のように使われていたといわれています。「美味しいつまみとそばを食べながら美味しいビールが飲みたい!」。ちょっぴり、粋な感じがするのは気のせいでしょうか? そんなあなたへ、大人の落ち着きのある、ゆっくり楽しめる「そば屋飲み」をオススメします。そばとビールの相性は抜群。いつもと違う雰囲気でビールを楽しめます。今回は東京・江東区西大島にあるそばの名店「銀杏(ぎんなん)」です。

都営新宿線西大島駅から歩いて5分ほど、ほぼ住宅地の中に位置する「銀杏」は、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな構えの創作そばと料理が評判のお店。休みの日には行列ができる女性に人気のお店です。

実はこちらのお店、創業は昭和33年(1958年)という老舗のそば店なのですが、平成16年(2004年)に代替わりをして、現在の手打ちそばの店になったとのことです。そば打ちをご主人が、料理を奥様が腕を振るうのですが、どちらもとても素晴らしいものです。


今回はこちらで「そば屋飲み」。

まずは、生ビールで乾杯を! 細かくて美しい泡の生ビールは、注ぐ技術もさることながら、丁寧にサーバーを管理しているお店の証明です。

お通しはチーズ豆腐の上にエビ、ブロッコリー、しめじ。だしのジュレがかかり、香ばしいそば米が散らしてあります。これまた美しい。チーズ豆腐は滑らかな舌触りであとからチーズの風味が感じられます。


美味しいそば屋の玉子焼きは裏切らない

さて、つまみですが、どれも美味そうで迷うところですが、まずは季節の「茄子の揚げ浸し香味仕立て」を注文。たっぷりの鰹節と薬味と合わせていただきますが、とてもやさしい味わいです。

茄子の揚げ浸し(香味野菜) 850円

そして、そば屋飲みでは絶対に外せない「玉子焼き」。なんといっても魅力はお店の命ともいえる「かえし」(そばつゆに使われる調味料)を使っていて、ほんのり甘め。美味しいそば屋の玉子焼きは決して裏切りません。

玉子焼き 950円

続いてはキノコと野菜の「天ぷら盛り合せ」。舞茸、しめじ、シイタケなどのキノコと、パプリカやカボチャなどの赤や黄色、ミョウガ、茄子などの紫、伏見とうがらしやいんげんの緑など、衣の上からも食材の色のアレンジを感じる美しさ。あらかじめ振り塩された揚げたての天ぷら、素材の甘みと旨味をまるごといただきます。

旬野菜の天ぷら(手前) 1600円

「鴨焼き」は予想を超えたスタイルで提供されます。一見すると何の料理かわかりませんが、鴨肉の上に、これでもかと白ネギ、小ねぎをたっぷりと背負って登場します。何とも綺麗で、かつ美味しそう。いい塩梅に味付けされ脂をまとったネギたっぷりの鴨肉は柔らかく、絶品です。

鴨焼き 1800円