欧州ビール紀行

プラハ:人気の本場ピルスナーウルケルを、伝統ビアホールで味わう極上の贅沢

文/写真:塩見 なゆ 01.16.2019

ドイツ南部のミュンヘン中央駅を発車して5時間。国際急行列車は山間の国境を縫うように走ります。チェコ共和国のボヘミア地方西部の都市プルゼニ(ドイツ語名でピルゼン)を過ぎると、いよいよ次はチェコの首都プラハです。

中世の面影をとどめるプラハの旧市外広場。コンサートチケット売りなどが集まり、いつも観光客でいっぱいだ

プルゼニといえば、日本のビールの定番でもあるピルスナー発祥の地。そんなピルゼンの名を冠したビアホールがプラハにあります。

目指すビアホールはスメタナホールがある市民会館の地下

「百塔の街」と呼ばれるプラハの旧市街は、色鮮やかなバロック建築やゴシック様式の教会などが立ち並び、中世ヨーロッパにタイムスリップしたような街並みが現在に残ります。街の中心を流れるヴルタヴァ(モルダウ)川から眺めは絶景で、これぞヨーロッパという景色が壮大に広がります。

ヴルダヴァ(モルダウ)川にかかるカレル橋
カレル橋とプラハ城を遠望する

ドヴォルザークがその近くで生まれ育ちモーツァルトも愛したプラハは、街全体にクラシック音楽が満ちていて、当日券を手に入れれば鑑賞できるコンサートも連日のように開催されています。その会場のひとつ、スメタナホールがある市民会館の地下に目指すビアホールがあります。

それはまるで教会のようなアールヌーヴォー建築に包まれて乾杯を楽しめる「プルゼニ・レストラン(Plzenska Restaurace)」です。

「プラハの春」音楽祭で知られるスメタナホールのある市民会館(クリーム色の建物)
市民会館地下にある「プルゼニ・レストラン」の入り口

プラハを代表するビアホールで、お昼から夜まで通しで営業しています。コンサートの前後で飲むもよし、ふらっと立ち寄ってリキッドランチ(アルコール付きランチ)を楽しむ地元の人の姿もたくさん見られます。

1人で行っても笑顔で迎えてくれるウエーターさんの案内で席に座れば、美しい装飾に包まれて、圧巻の眺めが広がります。装飾をよく見れば、ホップや麦がデザインされていて可愛らしいです。

プルゼニ・レストランの内観

BARガイド