働き方改革を最優先

――環境のエキスパートである御社が環境に力を入れるのはよく分かります。では、ESGの中で、S(社会)とG(ガバナンス)についてはどのような取り組みをされていますか。

2018年2月10日の「責任者会議」で、役員・管理職181名に向けて、2018年度の経営方針「ガバナンスを強化し、成長する」について語る金子社長

金子 まずSについては、社員の活力が最も重要だという考え方です。社員の活力は社員の満足度の上に成り立ちますから、2017年度は革新的な取り組みとして働き方改革を最優先事項に設定しました。定年を65歳に延長し、2018年度から年間休日も5日間増やしています。福利厚生でも確定拠出年金を導入し、社員にとって魅力のある施策を実施しています。

 Gについては、2017年度の業績が計画を上回っていることもあるので、油断やおごりを持たずに足元を固めたいという思いがありました。2018年度経営方針でもガバナンスを強化し、成長することを強く打ち出しています。

――その2018年度経営方針では、重点5施策に対する具体的な取り組み(下図参照)を挙げています。「100年企業の基盤づくり」ではどのようなロードマップを描いていますか。

金子 2018年度経営方針では「100年企業の基盤づくり」のトップに「ガバナンス体制の強化」を掲げていますが、具体的には内部監査やコンプライアンス、情報セキュリティなどの体制を強化しています。当社の事業は許認可事業ですので、一人のヒューマンエラーが致命傷になる可能性もある。次の事業を始めるにしても地域の承認が求められるので、いま行っている事業で信用を失えば次に進めません。そこで、やはり基本的なルール、規律を守ることがまず重要だという考え方があり、それを社員に理解させるための発信を継続実施しています。

■ 大栄環境グループの経営ビジョンと実現に向けた5施策
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