ESGインデックスの評価

環境ブランドとESG投資の関係、CDPと強い関連

 環境ブランド指数ランキングとSGイメージスコアランキングで上位に入った企業は、ESGに関連する評価機関にどう見られているのか。ESG投資家が活用しているCDP(2017年)、ESGインデックス(株価指数)として世界的に知られるDJSI(ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用するESGインデックスである「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」と「FTSE Blossom Japan Index」での評価を見てみよう。

 まずCDP気候変動では、最高評価の「A」、その次の「A−」を獲得している企業が、環境ブランド指数、SGイメージスコアの上位10社ともに8社あった。消費者の評価とはそれほど大きな差はないといえそうだ。

 環境ブランド指数とSGイメージスコアで大きく差が出たのが、MSCIとFTSEでの評価だ。MSCIの構成銘柄に選定されている企業は環境ブランド指数の上位では3社であるのに対して、SGイメージスコアの上位は7社だった。FTSEの構成銘柄に入っている企業数は、環境ブランド指数上位の方がSGイメージスコア上位より多く、評価の平均点も高かった。MSCIとFTSEの評価手法の違いによるものと考えられるが、環境ブランド指数上位はFTSEで、SGイメージスコア上位はMSCIで高い評価を得ている。

 DJSIに選ばれた企業は、全世界を対象としたWorldで2社、アジア太平洋地域対象のAsia Pacificで5社ある。そもそもWorldに入っている日本企業は全体で32社と少なく、消費者のイメージとの相関は見えにくい。

■ 日経ESG調査とESGインデックスなどの評価
【環境ブランド指数ランキング上位10社】
[クリックすると拡大した画像が開きます]
【SGイメージスコアランキング上位10社】
企業ブランド「サントリー」「キリン」「アサヒビール」「アサヒ飲料」「コスモ石油」は事業会社や持ち株会社などの評価を示した。Google(グーグル)と日本マクドナルドのCDPの評価は米国の親会社のものを記した。空欄は回答や評価の対象ではない。CDPの「F」は未回答。MSCIとFTSEは2018年6月時点。
[クリックすると拡大した画像が開きます]