酪農家の支援も展開

――日本の酪農家が減少している課題は深刻です。御社は酪農家育成にどのような貢献をしていますか。

宮原 乳業にとって酪農は事業の基盤ですから、当社では長年にわたり、乳牛の栄養管理、技術指導など、良質な生乳を安定的に生産していただくためのお手伝いをしてきました。森永酪農振興協会とグループ会社の森永酪農販売、当社生産本部酪農部の3者が連携して、酪農経営の成功例を横展開するなどの支援をしています。

――100年単位で考えたとき、乳製品に関わる企業としてどのような発展を遂げるとお考えですか。

宮原 国内では高齢者の健康寿命延伸が大きな社会的課題ですし、その一方で子供たちの栄養不足問題もあります。海外では途上国の人口増が急速に進み、やはり子供たちの栄養不足が深刻になっています。

 国内については、健康長寿に関わる豊富な栄養成分を持つ牛乳はもちろんのこと、ビフィズス菌をはじめとした菌や乳由来の素材には様々な効果があることが分かっており、今後も解析技術の進歩によって、可能性が広がると期待されます。海外についても、育児用ミルクの供給によって子供たちの発育・成長を支援できる体制をとり、今後も子供たちの健康・栄養に寄与していきます。森永乳業の商品を食べると、おいしい上に健康にもなる、そう思っていただける企業になることが目標です。

■ 森永乳業の7つの重要取組課題
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